1.2 司法試験・予備試験

【司法試験】写経がおすすめでない4つの理由

重要度:★☆☆☆☆

こんばんうかるー!さて今日も淡々とブログを更新していきましょう!

司法試験でよくきく勉強法”写経”

今日は司法試験でよくきく勉強法である「写経」について紹介していきます。

司法試験や予備試験の勉強をしていると必ず一度は耳にする勉強だと思います。
実際にやったことがある人も多いのではないでしょうか。私もやったことあります。

しかし、この写経。結論から言うとあまりお勧めではありません。
理由を説明していきましょう。

そもそも写経とは?

普通、写経というとお寺?の難しい文書(正式には経文というらしい)を書き写す仏教の修行の一つですよね。

司法試験での写経とは以下のような勉強法です。

(司法試験における)写経とは
・・・論文式の模範解答や優秀答案をそのまま一言一句書き写す勉強法

白紙に、模範解答や優秀答案を書き写す。まさに修行です。

写経のメリット

まずは写経のメリットから見ていきましょう。

①答案の「型」を知ることができる

まず写経の一番のメリットはこれです。答案の「型」を知ることができること。
模範解答や優秀答案というのは答案の「型」がしっかりしています。
問題提起、論証、当てはめ、結論(IRAC)という流れ、そしてどの場面でIRACを使い、どの場面でIRACを崩すかなど、とても勉強になります。
一言一句書き出すことで、新たな「気付き」を得ることがありますし、型を再確認することができます。

②優秀答案の構成や表現力を学べる

優秀答案の写経をするるメリットとして大きいのは、優秀な受験生の構成力や表現力を学べることです。
これは、予備校などが用意している模範解答よりも、優秀答案の方がおすすめです。
予備校が用意している模範解答は大体の場合「完全解」なので、正直なところ受験生が時間内に書くのは無理ですし、全部の論点を拾うのも無理があります。
他方で、優秀答案(再現答案)は、実際に受験生が書いた答案です。完全解ではなくても、他の受験生よりも網羅性はありつつ、しかもコンパクトに書かれています。
優秀答案の表現力って本当にすごいので、一度書いて体感するのはとても勉強になります

③論証などの記憶につながる

これはそこまでのメリットではないですが、写経は論証を一度書くことになります。
記憶の定着には、読むだけではなく「書く」、つまり五感をフル活用するのがコツです。
写経をすると一度は書くことになるので、覚えるべき論証などは記憶につながることになりますよね。ただ、一回だけですが。

写経のデメリット

対して、写経のデメリットは以下です。

❶時間がかかりすぎる

写経の最大のデメリットは、なんといっても時間がかかりすぎることです。
ある程度効果はあるものの効率が悪いのです。

他人の答案を写経してみるとわかるのですが、意外と書き写すのって時間がかかります。
例えば司法試験の答案のマックス枚数である8頁を書き写すと、だいたい2時間くらいかかります。
1問2時間の問題なのに2時間写経していたら、復習に時間がかかりすぎています。

❷脳への負荷が少ない

写経は脳への負荷が少ない勉強法です。単に書いてある文字を書き写すだけだからです。
写経の上記メリットを得るためにはしっかり一言一句考えならが、頭をフル回転して写経する必要があります。
でも、写経は単なる書き写しになってしまうことが多く、その場合は脳への負荷が少なくなってしまうことがしばしばです。
脳への負荷が少ない=成長が少ないと考えましょう。

❸論文が書けるようにはならない

正直、写経をしたところで論文が書けるようにはなりません。
写経を100通書いたとしても、自分の脳で考えていない状態なので、アウトプットになっていないのです。

論文を書けるようになるためには、自分の頭で問題を読み、考え、表現する練習が必要です。
論文を「うまく」書く練習にはなるのですが、写経だけでは解けるようにはならないのです。

❹他の方法で代用できる

上で書いたメリットは、基本的に他の方法で代用できます。
何かというと、再現答案の「分析」で代用できるのです。写経をしなくても、型は学べますし、表現なども再現答案などを読むことで習得できます。
なので、書く必要までないのです。

型の習得方法は以前記事にしましたのでよければご覧ください↓

【重要】論文式の「型」を身につける具体的な方法を紹介 重要度:★★★★☆ こんばんうかるー! 最近、妻とひたすらwiiでひたすらテニスをしつつ、wii-fitでトレーニン...

結論

結論:写経はおすすめではない

以上から、結論として写経はお勧めではありません。
時間がかかりすぎるにもかかわらず、他の方法で代用ができてしまうため効率が悪いのです。

おすすめの写経のやり方

でも、私も実は司法試験の勉強において「2回だけ」写経をしたことがあります。

まず一回目は、論文の答練を初めて解いたとき。
初めて論文の答練を解いたときなんて本当にまるで何も書けませんでした。そこで、型を学ぶべくまず一回写経をしました。

次に二回目は、感動する再現答案に出会ったとき。
司法試験の勉強も大詰めになったころ、再現答案の一つにめちゃくちゃかっこいい答案に出会いました。
当然超上位合格の答案なのですが、事実のひっぱりかた、評価の仕方、答案の流れなど、それまでの答案とは全く違うけどめちゃくちゃ読みやすい答案に出会いました。
あまりに感動したので写経してしまったことを覚えています。

自分が写経したのはたったのこの2回だけです。
初めて解くとき、そして感動した答案に出会ったとき、の2回くらいは写経をするのがおすすめです。

おわりに

今日は、司法試験や予備試験の論文の勉強法、写経について紹介してきました。
結論としてあまりおすすめではないのですが、全く無意味だとは思いませんので、気になったらやってみるといいと思います。

ほなまた!

jijiキュラ
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