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【驚愕】試験当日に実際に起きた珍事件をまとめてみた

重要度:★★☆☆☆

こんにちうかるー!

世の中自粛モードが緩んできていますね。まだ緊急事態宣言が解かれていない我が家がある神奈川も、かなり人が増えております。2次流行が怖いですね。。

試験当日の危機管理能力

さて今日は、試験当日に実際に起きた珍事件まとめと称して、私が経験した、又は私の知人レベルが経験した、試験当日のトラブル事例をご紹介します。

「そんなことあるの?」と思うかもしれませんが、いずれも実際の経験に基づく体験談です。

試験当日は、必ず予想外のことが起きます。それを、「●●だったから失敗した」などの言い訳にしてはいけません。
予想外のこと、つまり予想の範囲を超えることということですが、あらかじめ予想を広くしておくべきだからです。それは、かっこいい言葉で言えば危機管理能力です。
この記事を読んだ皆様は、試験当日にどのようなことがあろうとも、動じない精神力を持って試験に挑んでいただければと思います。

試験当日に実際に起きた珍事件

以下では、「そんなことあんの?!」という驚愕レベルに応じて紹介していきます。下に行けばいくほど、「まじかよ!w」という事案です。

事件#1 電車が遅れる、止まる

「そんなことあんの?!」度 ★☆☆☆☆

内容

まずは電車遅延、電車止まる事件。これはよくありますよね。これも一応事件と言えば事件です。

対策

対策としては、かなり早めの電車に乗る、近くのホテルに宿泊してしまう、タクシーなどを利用する、などです。
電車遅延は、殆どの場合は試験で考慮されませんので、必ず対策をしておきましょう。

事件#2 体調を崩す

「そんなことあんの?!」度 ★☆☆☆☆

内容

次に体調崩す事件。これもよくあります。単なる風邪ならまだしも、インフルエンザ、高熱、ノロウィルス、交通事故、腱鞘炎など、いろいろあります。
私の場合、司法試験の論文で民訴法の答案構成が終わったときに鼻血がでました。
もともと鼻血が出やすい体質のためそこまで驚きませんでしたが、そこで一気に集中力が切れてしまいました。
答案構成をそのままなぞったような、全然考えがまとまらない答案を書いてしまいました。

対策

これは試験2週間前くらいから徹底的に健康管理をするほかありません。体調管理能力も試験で問われている能力の一つですので、手洗いうがいから始まり湿度管理、できるだけ外出を控える、睡眠をよくとるなどの対策は必須でしょう。

事件#3 隣の受験生がうるさい

「そんなことあんの?!」度 ★★☆☆☆

内容

さて次は試験会場で隣になった受験生がうるさい事件。これもしょっちゅうあります。息がうるさかったり、書く音がうるさかったり、電卓がうるさかったり。
私の場合、予備試験の短答式試験の本番で隣が「鼻ピーピーマン」に遭遇しました。
なんかね、その人はね、息をするたびに鼻からピーピー音がするんですよね。こういうのは一度気にし始めると一気に集中力が切れてしまいます。
全然集中できずに刑事系の短答を解いた記憶があります。

対策

この聴覚的な妨害は対策ができますし、必ず対策をしましょう。
具体的には、私の場合は、あえてコメダ珈琲で勉強する、ということをやっていました。
普段は有料自習室で勉強していましたが、敢えて、お昼過ぎのコメダ珈琲に行きます。
そして、食後のティータイムをしているおばさま方3~4人の集団の隣に座り、勉強をします。コメダ珈琲のあの練習があったからこそ、うるさくても何とか自我を保てたのだと思います。

事件#4 隣の受験生が貧乏ゆすり

「そんなことあんの?!」度 ★★☆☆☆

内容

続いて貧乏ゆすりマン。いますよね、集中してしまうと貧乏ゆすりが出てしまう人。これも当然想定しておくべきです。
聴覚的な妨害ではなく(聴覚的な妨害に加え)、物理的にゆらすという妨害。これはかなり困ったものです。

対策

これについてはなかなか対策は難しいところです。揺れる中で勉強をするのもなかなか再現しにくいところです。
隣が貧乏ゆすりマンの時は、挙手して試験委員に伝え、警告してもらうのが一番いいかなと思います。

事件#5 シャープペンシル使用不可

「そんなことあんの?!」度 ★★★★☆

内容

さてここらへんから「まじで?!」という事案です。
まずは試験でシャーペンが使えなかった事件。
私が公認会計士試験の論文式を受けたときの話です。会計士試験の解答はボールペンで書きます。修正は修正テープです。それはいいんです。
でも、下書きは普通シャーペンと消しゴムを使います。私のころは多くの受験生がそうしていました。予備校の模試などでも皆そうしています。
しかし本番で、試験監督員が発した言葉。
「シャープペンシルや鉛筆は持ち込んでいい筆記具に入っていませんので閉まってください」
いやこれはその部屋の受験生皆が凍り付きましたね。持ち込んでいいものに入っていない=持込禁止。
まぁ杓子定規に考えればそうなのかもしれませんが、あまりにも不意打ちすぎました。
結果、私の受けた部屋では下書きも慣れないボールペンでやる羽目に。なんと驚くことに、私たちの部屋以外では普通にシャーペン使っていたらしいです。

対策

普段から下書きにはボールペンを使いましょう、という対策はいまいちだと思っています。
この事件から学ぶべきことは、試験監督員によってルールが変わることがあること(しかもクソな方向に)。これは意外とあります。
試験監督員は所詮、法務省や金融庁の職員が出てきていたり、バイトだったりもします。何の試験か知らないで現場に来る人もいます。
こっちは人生をかけている試験なんだど、なんて理解させるのは無理です。
試験監督員に変なことを言われても動揺せず黙々と解くこと。これが学ぶべきことです。

事件#6 8月試験でエアコンが壊れる

「そんなことあんの?!」度 ★★★★☆

内容

続いて、試験でエアコン壊れる事件。これは辛かった。
私の場合、会計士試験の論文が8月にあったのですが、そこでまさかのエアコンが故障しました。
これは暑かったですねー。答案が手汗で濡れるというw

対策

これに対する対策は、8月のように暑い時期であればとにかく冷却グッズを持っていくことです。休憩時間に水分補給と頭と体の冷却を行うグッズを持っていきます。
エアコンは壊れるもの、くらいに考えておいた方がいいです。
これについては先日ブログでも紹介しましたのでよければこちらをご覧ください。

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事件#7 配布された六法に落丁

「そんなことあんの?!」度 ★★★★★

内容

続いて、配布された六法に大胆な落丁があった事件。
これは私ではなく私の友人が体験した話です。
司法試験、予備試験、会計士試験(企業法)など、法律科目の試験があるものは、論文式で試験用六法が配布されることがあります。
この試験用六法で、大胆な落丁があったという話です。

えーと、ここは民法400条くらいだったかな・・・

どれどれ条文どうなってたかな・・・

あれ、ないな・・・

あれ、どこだっけ400条・・・

な、ない?!

まじでこんな感じだったらしいです笑
民法の数十ページがごそっと抜けていたという、なんともトリッキーな落丁。これは焦ります。

対策

これはもう対策の仕様がほぼありません。敢えて言うなら乱丁落丁を最初に見ること。
乱丁落丁のチェックは、試験監督員が最初に言う定型ワードですが、あまり真に受けないですよね正直・・・。

事件#8 試験当日に警察から職務質問

「そんなことあんの?!」度 ★★★★★

内容

最後にすごいやつ。
私が会計士試験の短答式を受けるため、朝試験会場に向かっているときの話です。
新宿駅の改札を出たところ、おじさん2人に声を掛けられました。

「お兄さん、どこから来ましたか?実は近くで殺人事件があってね。お兄さんと風貌がよく似てるんだよね。」

これはびっくりしました。そんなことあんのw

普段から職質なんて受けたことがなかったので心底びっくりしましたね。

ただ、結果的に「厚木から来ました」って言ったらすぐ解放してくれました。あの職質、なんの意味があったんだろう。まぁ犯人だったら動揺したり逃げ出したりしてたのかもしれないですね。

そう思うと、あそこで動揺してたら一年に一回の試験が受けれなくなったのかと思うと、怖い怖い。

対策

これは対策も何もありません。試験当日は珍事件が起こるんだな、と頭に入れておくくらいです。

珍事件からなにを学ぶか

さて私や私の友人が体験した珍事件を紹介してきました。
へー色んなことがあるんだなー、と感じるだけではだめです。この記事から学んでほしいことは以下になります。

想定外を想定する

試験当日は、想定外のことが必ず起こります。
電車は遅れますし、体調は崩しますし、隣に変な奴はいますし、エアコンは壊れますし、文房具も制約を受けますし、職質も受けます。
でも、「想定外のことが起こる、ということを想定」しておけばいうほど動揺はしません。
決して、隣も静かな人で、エアコンもいつも通り程よく聞いているし、いつも通りの完全な状況で受けられる、などと思ってはいけません。

言い訳をしない

想定外のことが起きて、試験の結果も悪いと、どうしてもそれを言い訳にしたくなりがちです。
でもそれは皆同じです。あなただけが悲劇のヒロインではありません。
そのような中でも合格すれば、もはあや受験当日の出来事は笑い話、喜劇に変わります。

次の科目に注意

少し話はそれますが、受験当日の心構えとして知っておきたいのが、「失敗したと思った次の科目が失敗する」ということです。
色々な理由で集中力が切れたりしてその科目が不本意に終わっても、成績表が返ってきて蓋を開けてみると、実はその科目はいうほど点が悪くないことが多く、他方でなぜか、次の科目が失敗していることが多いです。
たぶん理由は、前の科目の失敗を引きずっているからですが、不思議な現象です。
何かでトラブルにあったとき、次の科目に注意しましょう。

おわりに

かなり長めの記事になってしまいました。でも珍事件てなかなか面白いですよね。
是非、皆様の試験当日に起きるであろう珍事件も、後日言い訳に使うのではなく、笑い話に使えるような精神力を鍛えましょう。

ほなまた!

jijiキュラ
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悲劇を喜劇に!
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