重要度:★★★☆☆
おはうかるー!
なんと!昨日早朝、第一子となる長男が爆誕しました!
いや本当に出産というのは奇跡ですね。こんなに感動するとは思いませんでした。
コロナの影響で陣痛室には一切入れず、妻が分娩室に入って初めて立ち会うことができました。
こちらの記事は、妻が陣痛室にいる間、私は数時間自宅待機だったので書いた記事ですw
心理学を勉強に活かす
今日は、心理学を勉強に活かそうシリーズ第2弾です。
第1弾は試験直前期に勉強に手がつかなくなる心理であるセルフハンディキャッピングでした。よければご覧くださいませ。
心理学は人間の心理や行動を分析する学問ですので、当然勉強にも応用できます。
人間の心理を利用してうまく勉強に応用していきましょう。
サブリミナル効果とは?
今日は、サブリミナル効果について紹介していきます。サブリミナル効果って聞いたことありますかね?
サブリミナル効果とは
サブリミナル効果とは、いかのような効果を言います。
サブリミナル効果とは・・・
意識と潜在意識の境界領域より下に刺激を与えることで表れるとされている効果のことを言い、視覚、聴覚、触覚の3つのサブリミナルがあるとされる。閾下知覚とも呼ばれる。
サブリミナルとは「潜在意識の」という意味の言葉である。
出典:Wikipedia
うん、ちょっとわかりにくいですかね。
もうちょっとわかりやすい解説はこんな感じです。
ある知覚刺激が非常に短時間であるなどの理由で意識としては認識できないが、潜在意識に対して一定の影響を及ぼすことができるとの説があり、その「効果」をサブリミナル効果という。
サブリミナル(subliminal)とは、心理学の用語で「識閾(しきいき)下の、潜在意識の」という意味の形容詞である。
出典:コトバンク
うん、こっちのほうがわかりやすいですね。
要するにサブリミナル効果とは、人間は感じることができないものでも、潜在意識に働きかけることができるということです。
サブリミナル効果の例
もっとわかりやすく、例を示しましょう。
映画館の実験
サブリミナル効果が世に知られたのは、映画館の実験です。
映画は膨大なコマを放映して動画にしていますが、その中に定期的に「コーラを飲め」「ポップコーンを食べろ」というコマを入れてみたそうです。
そうすると、たった1コマなので人間には見えていませんが(確知できませんが)、潜在意識は理解しており、実際にコーラとポップコーンの売上が上がったそうです。
(よく調べるとこの実験も怪しいことがあるらしいですが)
シティーハンター事件
また、日本でよく知られるのは、シティーハンター事件です。
シティーハンターというアニメがありますが、そのある回に、よーく見るとオウム真理教の麻原彰晃の顔写真が写っていることが後日判明しました。
真実はよくわかりませんが、オウム真理教によるサブリミナル効果を使った宣伝であるなどと非常に話題になりました。
この事件を受けて、日本ではサブリミナル効果を利用した放送は禁止されているほどです。
サブリミナル効果を勉強に活かす
さて、サブリミナル効果の概要はおわかりいただけましたでしょうか。
こういった心理学の効果を知ったら、勉強に活かす方法を考えるのがポイントです。
私は、以下のように利用していました。
普段の勉強は決して無駄ではないと思い込む
まずは気持ちの持ち方です。
サブリミナル効果は、つまるところ主観的には記憶してないと思っていても、脳は覚えているということです。
勉強をしていると、どうしても「何回やっても覚えられない!」「私は馬鹿だ!」などと思うことがありますが、そのように思う必要はありません。
我々は記憶できないと思っていても、確実に脳は記憶に刻んでいっています。
映画の1コマでさえ脳に影響を与えるのですから、勉強して覚えようとしたことなんて間違いなく記憶の片隅に残っています。
これを知ると、めちゃめちゃプラス思考になりますよね。
1秒でテキストを読む
実践的にやっていたこととしては、テキスト1ページを1秒で読むということもやっていました。
1P1M法は1ページ1分でテキストを読むお勧めの方法ですが、1ページなんと1秒です。
ただひたすらめくるだけになりますが、これぞ「サブリミ勉」です。
「うおおおお!潜在意識が刺激されるうううう!!!!」と思いながらテキストをひたすらめくりましょう。
どこまで効果があるの?と思うかもしれませんが、実は意外と効果があると私は感じてます。
内容までは正直頭に入ってきませんが、テキストの構成やどの位置にどのような図があったかなどを、なんとなーく思い出せます。
私は歯磨きをしながら1枚3秒で毎日全てのメモリーツリーを眺めていましたが、これもサブリミ勉の一つです。
壁ペタ勉
また、実践的にやっていたこととして、「壁ペタ勉」があります。
覚えたい事項を紙に書き出し、家の壁や階段や天井に貼りまくる方法です。我が家は本当にいろんなところにメモが貼ってありましたw
壁ペタ勉は気まぐれでそのメモを音読してみたりもしますが、基本は「貼っておけば潜在意識が勝手に記憶に刻んでくれるだろう」という効果を狙っています。
サブリミ勉の注意点
サブリミ勉の注意点も解説しておきましょう。
1度では意味ない
まず、サブリミ勉は1度さーっと読むだけではほぼ意味がありません。1秒とかですからね。
何回か、定期的にやることが必要です。
壁ペタについても、コロコロ変えるというよりは、本当に重要な知識だけをずっと貼っておく方がおすすめです。
記憶を思い出す作業が必須
サブリミ勉はあくまで「潜在意識」に働きかける方法です。
それだけでテストに出たときに書ける/わかるというものではなく、やはり普段の勉強でアウトプットを積み重ねることで記憶は定着します。
イメージとしては、アウトプットをする際に記憶が定着しやすくなる土壌形成、みたいな感じです。
おわりに
今日はサブリミナル効果を勉強に活かす方法をご紹介しました。
心理学を勉強に取り入れるのって個人的にはすごく好きなのですが、いかがでしたでしょうか?
特に、普段の勉強は決して無駄ではないと思い込む、というのは勉強を継続する上でとても大事な考え方だと思いますので、是非意識してくださいね。
ほなまた!
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