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今日は、jijiが発明した画期的な勉強方法の一つ(自分で言うな)、「1P1M法」について紹介していきましょう!
速読ができない!
皆様は、速読に憧れたことはないですか?
頭に入ってくる量や質は同じなのに、極々短時間で本を読める!
また、速読でテキストを回転させてしまえば勉強が捗ると考えたことはないですか?
私は、、、あります!
めっちゃあります。
いまでも速読できる人に憧れます。
でもね、正直ね、速読は全然身につきませんでした。速読に関する書籍なんかも何冊か読んでみて、何度も何度も試しましたが、全然できませんでした。
視力の関係なの?キーワードだけ拾い読みする要約力の問題なの?よくわかりませんが、とにかく全然身につきませんでした。。
今日は、自分と同じように「速読を勉強に取り入れたいけどできない!」という方向けに私が開発した勉強方法「1P1M法」を紹介します。
1P1M法とは?
1P1M法とは、私が一から発明した勉強方法で、「1 page 1 minute」の略です。
うーんなんともセンスのない響きwしかしもうこれで慣れてしまったので仕方ないですね。
名前のママですが、1P1M法とは以下のような方法をいいます。
1P1M法・・・1ページ1分で読み進める方法
うん、単純w しかしこの方法、非常に、非常に効果的かつ効率的な勉強方法なのでおすすめなのです。
1P1M法の具体的なやり方
1P1M法の具体的なやり方は以下です。
1分でページをめくる
まずは1分のタイマーを用意します。家にいる時はタイマーのアプリで音を鳴らし、自習室などでは1分でバイブが震えるようにしたり、1分でフラッシュが光るようにしたり、測り方は様々です。
1分経ったら、次のページに強制的に移ります。そうそう、1P1M法は別名「強制速読法」とも言います。
重要箇所のみ読む
1P1Mをやるとわかりますが、正直1ページ1分て全然時間がないです。絵本とかなら余裕なのでしょうが、学術的なテキストなどはまず無理です。
そのとき、上から読み進めて1分経ったら次にいく、というのはあまりお勧めしません。上の方ばかり頭に入っていくことになるからです。
お勧めは、マーカーを引いた箇所や太字・赤字の部分だけを読み進めることです。そうすると、テキストの重要部分を拾い読みすることになり、とても効果的です。
音読も組み合わせる
マーカーを引いた箇所のみ、音読するというのも自分はやっていました。
のどがガラガラに乾きますが、より脳に刺激を与えることができます。また、目で読むより音読の方が時間がかかるため、集中力が研ぎ澄まされます。
わからないところもガンガン進める
1P1Mはとにかく前に進むことが大事です。わからないところは当然出てきますが、無視してガンガン進める。これが大事です。
もし気になるのであれば、付箋を片手に読み進め、後で戻ろうと思った箇所にはぺたぺた貼っていくといいでしょう。一度読み終わった後に、付箋をはったところに戻って深く勉強をするようにしましょう。
白紙ページも1分かける
テキストには白紙ページがあります。白紙までいかなくても、5行くらいで終わるページもあります。
それらのページは休憩時間と捉えましょう。テキスト一周すべてを集中するのはなかなか難しいので、この空白ページで休憩しましょう。
慣れてきたら1P30Sにチャレンジ
1P1Mに慣れてくると、1ページ1分は長いと感じるようになります。長いと感じるというより、「300ページのテキストを5時間もかけて読む時間がない!」という感覚です。
その場合は、1P30S、つまり、1ページ30秒などに縮めるのもアリです。私の場合、直前期は1ページ15秒で読んでいました。
当然、すべての内容が頭に入るわけではないのですが、全体をざっくり復習するには最適です。
テキスト以外にも使う
1P1M法はテキストを読むためだけに使うものではありません。
一元化したノートや、過去問集などにも応用可能です。
私の場合は、試験前日や当日の朝に、1ページ15秒で「完璧答案構成」という自分なりにまとめた資料をひたすら読んでいました。
超直前に読んだ箇所が試験にでると、誰もが「ラッキー!」と思いますよね。この状態を常に作るのが合格の秘訣です。
メリット
1P1Mのメリットは以下です。
高速回転
1P1Mの最大のメリットはやはり高速回転できることでしょう。
速読まではいかないとしても、300ページのテキストを5時間で読めてしまうのは画期的です。
少し前に山口真由さんの「7回読み勉強法」がはやりましたが、近いところがあります。1P1Mも、1回転で身につくことはないので、何回も回転して初めて効果が得られます。うすーく知識を積み重ねつつ、気になったところは深く復習する。それが鉄則です。
一応、7回読みのリンクだけ貼っておきます↓
全体把握ができる
早く読むと頭に入っていないという方もいるかもしれません。でも、それはそれでいいのです。深く理解するのはまた別の勉強でやればいいです。
1P1M法の大きなメリットは全体把握ができることです。テキストの初めの方のあまり重要でない、つまらない部分から、後ろの方のクライマックスまで、通して読むことで、そのテキスト(科目)の全体を把握することができます。
全体把握は勉強において非常に重要で、「自分がどこにいるのか」を意識しながら勉強することは色々な面で重要です。
デメリット
中途半端になるリスク
どのような勉強もそうですが、1P1M法のデメリットは中途半端にやると全く身にならないことです。
上でも書きましたが、1P1M法はとにかく薄く、何回も積み重ねることで効果が高くなります。逆に言うと、1~2回くらい繰り返すだけだと全く身につかず、「やった感」しか得られません。
やるのは大事ですが、継続してやりましょう。
おわりに
今回はjijiが開発した代表的な勉強法である1P1M法について紹介しました。
是非1P1M、1P20Sを使って効率的に、ガンガン回していきましょう!
①「図解でわかる 試験勉強のすごいコツ」(日本実業出版社、2022)
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題名は司法試験・予備試験としていますが、全ての試験に共通する勉強方法が8割程度です。
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