1.2 司法試験・予備試験

【復習】基礎マスターのおすすめ復習方法【司法試験・予備試験】

重要度:★★★★☆

こんばんうかるー!
いやぁジメジメしますね。早く梅雨おわらないですかねー

基礎マスターの復習方法


今日は、基礎マスターの復習方法をご紹介します。

私は会計士試験時代はTAC、予備試験・司法試験時代は伊藤塾で講義を受けていました。
そこで驚いたのですが、会計士予備校も、司法試験予備校も基礎講義のことを「基礎マスター」と呼ぶこと。たまたまなんですかね?どちらかが先とかあるんですかね?よくわかりませんが、基礎マスターという言葉は、実は会計士試験受験生も司法試験受験生も共通用語というのが面白いですよね。

ただ、なぜか略し方が違います。

会計士受験生は「基礎マ」と略します。

他方で司法試験受験生は「基礎マス」と略します。

この違い、なんか面白いですよねw

ただ、今回の記事は基本的には司法試験・予備試験受験生向けの記事になりますのでご了承ください。といっても、会計士試験受験生や、他の資格試験受験生の方にも有益な記事ではないかなと個人的には思います。

基礎マスターとは

基礎マスター講義・・・
司法試験・予備試験の予備校において、学習初期~学習中期の段階で受ける講義

伊藤塾は基礎マスターという名前でしたが、他の予備校でも同じような講義はあると思います。

要は、知識のインプット講義です。

全く法律を学んだことがない人向けに、体系的に整理された予備校テキストに従って、一から解説していくインプット講義です。

それらの講義はかなり量は膨大ですが、とても重要なので復習の仕方が特に重要になってきます。
そこで今回は、①私が実際にやっていた復習方法と、②おすすめの復習方法を紹介していきます。

基礎マスター復習のポイント


基礎マスターの復習方法を解説する前に、基礎マスター復習のポイントとなる視点を紹介しましょう。

基礎マスター復習のポイントは以下です。

  1. 予習より復習重視でいく
  2. 過去問に触れておく
  3. 最後まで受けきる
  4. 早く最後までいく

少しだけ説明を加えます。

ポイント①:予習より復習重視でいく

まず、インプット講義は予習より復習重視でいきましょう。
目安としては、予習5分、授業1時間、復習3時間くらいです。

たまに、「予習をしっかりしてこい!」という講師もいますが、私は反対です。
全く知らない分野を、テキストをしっかり読んで自分で納得し、授業に挑むのは効率が悪いと思います。

予習はほどほどに、授業はしっかり受け、復習で理解を深める。これが一番いい流れだと思います。

ポイント②:過去問に触れておく

基礎期でも、過去問に沿った復習は必須です。
論文はちょろっと見ておけばいいくらいだと思いますが、短答はこの時期から過去問を解いておきたいところです。

短答は明確に問題ごとに分野が特定できることが多いため、今回受けた授業の部分の過去問を解く、という勉強が可能だからです。

ポイント③:最後まで受けきる

基礎期の授業は非常に量が多いです。
伊藤塾の場合、確か7科目分の基礎マスターを受けるのに500時間分は講義があったはずです(しかも講師によっては延長講義もあり)。

しっかり復習をしながら基礎マスターを受けきるのは相当大変です。
なので、基礎マスターはまずは「受けきることが目標」でもいいです。

基礎マスターの途中段階で辞めてしまう受験生が半分くらいはいる感覚です。

ポイント④:早く最後までいく

基礎マスターの全ての講義を受けきるにはかなりの時間がかかります。
最初の科目を受けてから、最後の科目が終わるまで、1年近くかかることもザラで、1科目目の記憶なんてほとんど残っていないこともよくあります。

それは仕方がないことですが、やはり一度やった内容をすっかり忘れてしまうのはもったいないので、できるだけ早く一回転するのが重要です。

私がやっていた基礎マスター復習方法


まず私が実際にやっていた基礎マスターの復習は以下です。
ただ、正直いま考えるとあまりお勧めではない部分もありますので、参考までに。

なお、私は基礎マスターを完全にオンラインで見ていました。通常の基礎マスターは確か一日に3時間撮りだったと思いますが、1章ごとに講義を止めては、以下の復習をして、次の章に進む、というような進め方をしていました(キリがいいから)。

①暗記カード作成(30分くらい)

まず、授業を受けた後、その章に出てきた暗記箇所を暗記カードにしていました。
定義だから覚えてくださいと言われた箇所、規範だから覚えていくださいと言われた箇所、そして論点ごとにも作っていました。

②メモリーツリー(2~3時間くらい)

次に、メモリーツリーを作っていました。
私のメモリーツリーは「章ごと」に作っていましたので、1章聞いたら、1枚メモリーツリーが作られる、というようなペースでした。

メモリーツリーについては以下の記事で細かく紹介していますのでよければご覧ください。

【おすすめ】メモリーツリーの作り方、使い方を完全解説【写真あり】 重要度:★★★★★★★★★ 伝家の宝刀、メモリーツリー 今日はいよいよ、jijiの伝家の宝刀ともいえる勉強法、「...

③マコタン(15分くらい)

最後に、マコタンといわれる、伊藤真先生が出している、マコタンの該当ページを解いていました。
こちらです。


基本的には短答の過去問を肢別に分解した問題集なのですが、1000肢だけ抜粋していて、なかには過去問以外も入っていて、とりあえずこれを解いていました。

だめだった点

以上が、私が実際にやっていた基礎マスターの復習です。
少しだけ予習して→授業を受けて→復習をして→次の章の予習をする・・・
これをひたすら繰り返していました。

そのサイクル自体は良いと思うのですが、正直今考えるとあまりお勧めの復習方法ではありません。
理由は以下です。

①暗記カード

まず暗記カードは、論文マスター(過去問演習講義)で作成するのが最も効果的・効率的だと思います。
基礎マスター段階ではどうしてもアウトプットを意識した勉強ではなく、「論文で使える生きた知識」は学べません。
なので、この頃暗記カードを作ったのは、無駄とまでは言わないまでも、不要だったかなとは思います。

②メモリーツリー

次にメモリーツリー。これは作って良かったし、もう一度受けるとしても作る。
理解がダントツに深まるため、メモリーツリーはやってよかったかなと思います。

ただ、メモリーツリーは合う人と合わない人がいるため、絶対やった方がいいとまでは言いません。

③マコタン

マコタン自体は良い教材だとは思うのですが、やはりこの時期からもう短答過去問を解いてしまうのが良いと思っています。
どうせ短答過去問を回転することになるので、基礎マスターの復習として、あえて過去問とは少し異なるマコタンをやらなくてもいいかなと思います。

おすすめの基礎マスターの復習方法


さて私の実体験、失敗談を受けて、お勧めの基礎マスターの復習方法は以下です。
やることは2つでいいかなと思います。

①メモリーツリーorテキスト鬼読み

まずはメモリーツリー又はテキスト「鬼読み」

メモリーツリーは上述の通り合う人と合わない人がいるので、強制はしません。

ただ、メモリーツリーを作らないのであれば、テキストの「鬼読み」をする必要があります。
回数で言うと、30回くらい読むのがおすすめです。

メモリーツリーは一度作ると、作るときにめちゃくちゃテキストを読み込むので、大体テキスト素読みの30回分くらいの効果があると思っています。

なので、メモリーツリーを作らないのであれば、授業で習った部分を30回くらい読んで次に進みましょう。

②短答「体系別」過去問

次に、短答過去問、なかでも体系別の過去問を解くこと。

マコタンのような肢別本も意味はあるのですが、どうせ勉強が進めば短答過去問を解くことになります。
そうであれば、基礎マスターの時期に短答過去問に触れて、本試験でどのような問われ方をするのかを把握しておいた方がその後の勉強の「視点」が変わります。

また、短答過去問は年度別と、体系別がありますが、この段階では体系別がおすすめです。
勉強した章に該当する部分が、体系別だとまとまっていますので、その部分を解くことができ効率的です。

短答過去問集は、短答過去問パーフェクトがやはり良いと思いますが、注意点もあるのでそれは以下の記事をご覧ください。

【司法試験】短答過去問パーフェクトの使い方には注意が必要な2つの理由 重要度:★★☆☆☆ 短答過去問パーフェクトとは 司法試験や予備試験を受験する上で必ず目にする教材、それが短答過去...

この2点だけでいいかなと思います。
正直、基礎マスターはあくまでインプット講義なので、とにかく早く終わらせ、アウトプット講義に移行するのが合格への近道です。
でも、単に授業を受け続けるだけだと、すぐに忘れて意味がないので、上で紹介した2点くらいは復習をするのがおすすめです。

おわりに


今日は基礎マスターのおすすめの復習方法を紹介してきました。
まずは基礎マスターを受けきるのが本当に大変なので、是非無理のない範囲で復習をしていきましょう。

なお、基礎マスターは聞き終えるのも大変ですが、基礎マスター終了段階で予備試験合格までの進捗で言うと30%くらいのイメージです。司法試験合格までだと20%くらいのイメージです。
それくらい長い司法試験・予備試験受験ですが、基礎がわかっていないとその後の理解も薄いものになってしまうので、非常に重要なところではあります。

是非自分なりの復習方法を確立して、基礎マスターを受けきってくださいね。

ほなまたうかる!

jijiキュラ
jijiキュラ
基礎マスターは早く一周したいところ!
勉強記事一覧 本ブログの勉強方法の記事を体系的にまとめております。 随時更新していきます。 勉強方法全般 (1)全般...
★書籍情報★

①「司法試験・予備試験 この勉強法がすごい!」(中央経済社)
jiji初の書籍です。
題名は司法試験・予備試験としていますが、全ての試験に共通する勉強方法が8割程度です。
ブログには敢えて書いていないクリティカルな勉強方法(スイッチバック法、暗記カード作成術、短答過去問加工法、論文完璧答案構成法)はこちらの書籍をご覧ください。

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jijiの自叙伝です。
勉強方法については書かず、jijiがどのような人生を送ってきたのかを、出生から現在に至るまで【人生の転機】とともに振り返ります。
自分の記憶を整理する目的で書いたものなので、読むとしてもあまり期待しないで読んでください。
kindleアンリミテッド対応なので、アンリミテッド会員の方は無料で読めます。

POSTED COMMENT

  1. artlaw より:

    #Peing #質問箱 でメモリーツリーで短答の問題がわかるようになってあまりにも時間がかかるのでどうしたらよいかと質問した者です。
    今回の勉強方法の記事が一番聞きたかった内容でした。多少肌に合う合わないがある勉強のため,控えていらっしゃったものかと思われます。この勉強で一周してもまだ予備試験の30%という厳しい現実。でも,方向は間違えていないと確信できたので先は長いけれどスッキリしました。なんとかメモリーツリーを夏までに終わらせたいと思います!そのため,次回は完璧答案構成の詳細と周辺のことを期待しております。

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