1.2 司法試験・予備試験

【司法試験】短答過去問パーフェクトの使い方には注意が必要な2つの理由

重要度:★★☆☆☆

短答過去問パーフェクトとは

司法試験や予備試験を受験する上で必ず目にする教材、それが短答過去問パーフェクトです。

こちらですね。


辰巳法律研究所が出版しているこちらの教材、非常に有名な教材で、おそらく司法試験・予備試験のシェア不動の1位ではないでしょうか。

今日はこちらの教材の使い方、というよりも注意点、落とし穴について解説していきます。

短答過去問パーフェクトの特徴

まず短答過去問パーフェクトの特徴は以下のような点です。

体系別の短答過去問集

短答の過去問集にはたくさんありますが、大きく分けて①年度別と②体系別にわかれます。

①年度別とは、平成24年、平成25年、平成26年・・・と並んでいる過去問集です。

②体系別とは、年度ごとではなく、テキストなどの項目ごとに、該当する範囲ごとにまとめている過去問集です。

それぞれの使い方はまた別の機会に紹介するとして、短答過去問パーフェクトは②体系別の過去問集です。

全年度載っている

パーフェクトという名前のとおり、短答過去問パーフェクトは新司法試験が始まった平成18年からの司法試験過去問、そして予備試験が始まった平成23年の過去問、そのすべてを収録しています。

すなわち、すべての短答過去問を網羅しているということです。これはすごい。

私が司法試験や予備試験を目指していたときは過去問と言っても7~8年分くらいしか溜まっていませんでしたが、いまはもう13~14年分くらい収録されてますね。ページ数増加に応じて値段も高くなっているw

詳細な解説

短答過去問パーフェクトは、開いてみるとわかるのですが、とにかく解説が丁寧です。1問につき、2ページを超える詳細な解説が展開されていることもよくあります。
受験生にとってはありがたいですよね。

短答過去問パーフェクトの落とし穴

さてこんな素晴らしい短答過去問パーフェクト。落とし穴が2つあります。

①問題数が多すぎる

まずはすべて網羅しているが故に問題数が多すぎること。

「うおー!短答は過去問回転しまくれって言うし、パーフェクト回転しまくれば余裕っしょ!!!」
と考える受験生は少なくありません。

しかしそれは注意が必要です。

上述の通り、短答過去問パーフェクトはもはや13年分とか掲載されています。
一年20問として、13年分あると一科目260問くらい。これを予備試験なら7科目なので、1500問くらいになります。

これは多すぎます。多すぎるが故に、「何とか1周しよう!」という目標になり、1周終わったころには前の方を覚えていない・・・という悪循環になりかねません。
短答過去問は3周くらいは回転して内容を深く理解することが大事です。

そう、短答過去問パーフェクトは、その網羅性ゆえに薄っぺらい勉強になりかねないという落とし穴があります。

②解説が丁寧すぎる

続いて、これも先ほど特徴であげた特徴の裏返しですが、解説が丁寧すぎること。

短答過去問パーフェクトの解説は非常に詳細で、該当する判例の言い回しが長々と載っていたりします。
短答過去問の勉強のコツは、細かい知識を網羅的に抑えるのではなく、重要な知識から端的に答えを導く練習をすることです。正誤の理由は正直一言だけ抑えるのがいいです。

短答過去問パーフェクトは解説が長いので、「要はどういうことなのか?」を意識して勉強を進めないと、全然前に進まない状態になってしまいます。

短答過去問パーフェクトの使い方

さて、以上のような短答過去問パーフェクトの特徴、そして落とし穴を把握したうえで、お勧めの使い方は以下の通りです。

解く問題を絞る

まずは解く問題を絞ること。
13年分とかははっきりいって解く必要がありません。超高得点を目指すのであれば解いてもいいですが、そこそこの点数で短答通過を目指すのであれば全部を解く必要はありません。
絞る方法は、①正答率で絞る、②年度で絞る、があります。

短答過去問パーフェクトには、(たしか)問題ごとの正答率が載っています。例えば正答率80%以上という問題で絞ると、かなり問題数は絞れるはずです。
短答のコツは皆が正解する問題を間違えないということなので、正答率が高いものだけをひたすら繰り返すのは合理的な絞り方です。

また、年度で絞る方法もありです。まずは直近7年分くらいを正答率関係なく解くという方法もありです。
正答率が低い問題でも解く理由は、「それも本試験で実際にでているから」。短答は正直変な問題も出るので、それらも解いておくといいです。
なお、何年分解くかは難しいところですが、個人的には7年分くらい解けば重要なところは大体出ていると思うので、7年くらいでいいと思います。

解説を要約する

次に解説を要約すること。
上の通り、過去問パーフェクトはとにかく解説が長いです。これを全て読み、理解する必要はありません。
解説を元に「要はどこが大事なのか」を考える必要があります。例えば、本当に重要な解説の一文のみをマーカーで引くなどの方法がいいかなと思います。
そうすれば、2周目以降解くときにはそのマーカー部分のみ読めばよくなります。これであれば、普段はサクッと解説を読みつつ、いざというとき深く読むという方法で勉強を進められます。

jijiが使っていた過去問集

さて、以上のような落とし穴があること、そして個人的には左に問題、右に解説、という見開きがすきだったので、自分は過去問パーフェクトを使っていません。
一応参考までに私が使っていた過去問集は以下です。


ただ、一応紹介はしましたが、こちらの中央大学真法会というところが出している過去問集はどうやら最近の年度は載っていないみたいです。なのであまりお勧めはしません。買うときは自己責任でお願いします。

おわりに

今日は、司法試験、予備試験業界で知らない人はいない、短答過去問パーフェクトの使い方、というよりも落とし穴について解説してきました。どうでしたでしょうか。

私が今の受験生だったら、短答過去問パーフェクトを買って、とりあえず直近7年分を解きまくるかなと思います。

一見するととんでもなく良い感じにみえる過去問パーフェクト。うまく使っていきましょうね。

jijiキュラ
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