重要度:★★★★★
はじめに
おっはうかるー!
コロナウィルスによるステイホーム期間ですね。外出自粛が長引きなかなか大変な状況ですが、まだ密ならない程度の散歩やランニングは大丈夫です。
そこで今日は、散歩しながらの勉強、通称「てく勉」について紹介していきましょう。
散歩しながら勉強(てく勉)のやり方
「散歩しながら勉強」と言われればいろいろな方法が思い浮かぶかと思います。実際、どのようにやるかは自由ではありますが以下では自分がおすすめの方法を書いていきます。
一番おススメの方法は、歩きながら暗記カードを音読する方法です。
具体的には、
①暗記カードを用意し、
②一日1時間ほど、
③暗記カードを音読しながら歩き、
④一日1科目回転
することです。
①暗記カードを用意
まずは暗記カードを用意します。暗記カードの作り方は別途紹介しますが、私が使っていた暗記カードを紹介だけしておいきます。
正直、近所の文房具屋さんで売っていたから買ったという商品で、そこまでこだわりはないのですが、こちらの暗記カードの気に入っていた点を挙げるなら以下です。
- 色がたくさんあって科目ごとに分けられる
- ちょうどいい片手サイズ(A8)
- 紙が厚くて丈夫
- リーズナブルな価格
ご参考までに紹介でした。
②一日1時間ほど
私の場合は、近所に有料自習室(家から徒歩30分)を借りていたときは、行きと帰りの30分(往復1時間)、てく勉をしていました。
近所に有料自習室を借りていないときは、お昼の時間に散歩にでかけ、1時間程てく勉をして帰ってきました。
あくまでてく勉は隙間時間を利用した勉強方法の一種ですので、あまり長くやりすぎる必要はないかなと考えています。一日1時間程度が最適でしょう。
③暗記カードを音読しながら歩く
暗記カードを作り、やる時間をみつけたら、あとは歩きながら音読をします。
暗記カードの表に書いた問題(質問)を声に出して読み、すぐに裏に書いた論証を音読します。
このとき、「すぐに」というのが大事です。暗記カードは表を見て→考えて→回答を見る、というアウトプット型の勉強が一般的ですが、てく勉はアウトプット型というよりインプット型の勉強がおすすめです。ただひたすら音読を進めるイメージです。
ぶつぶつぶつぶつ喋りながら暗記カードを片手に毎日練り歩く。周りから見るとかなり変人ですが、とても効果的な方法なので周りの目など気にせず歩き続けましょう。
④一日1科目回転
てく勉で大事なのは、あまり時間をかけすぎないことです。
私の場合、暗記カードは最終的に1科目大体150~200枚程度になったと思うのですが、これを1時間のうちに読み切ることが大事です。
そうすると、一日に1科目の暗記事項が一周できてしまいます。
1日1科目、1週間で7科目。1週間でなんと全科目1周することができます。これを1年間続ければ、暗記カードは全科目52周音読することになります。
どうですか、これだけの回数、音読すれば大体覚えれますよね。たった一日1時間で!これはすごいことです。
その他の方法:リスニング六法
暗記カードぐるぐるが一番お勧めの方法ですが、リスニング六法のリスニングというのもやっていたことがありました。
リスニング六法は以下のもので、全科目揃え、4倍速で聴いていました(全科目1倍速で聴くと会社法とか長すぎてすごいことになる)。
暗記カードを作るのが性に合わない方は、リスニングもおススメです。
メリット
以上のような暗記カード音読であれば、別に自宅にいてもできるっちゃできます。
ただ、散歩しながらやるメリットは確実にあります。
記憶に残りやすくなる
まずは記憶力アップにつながることです。
記憶のコツは五感をフルに活用することです。
暗記カードを目で見るだけ<音読する<体を動かしながら音読する、という関係です。
音読はそれだけで記憶力アップにつながりますが、歩きながら音読することで脳が活性化し、記憶力アップにつながります。
健康的
次は健康的であること。
どうしても受験生はずっと勉強することになるため、運動不足に陥りがちです。一日1時間歩けば相当な運動になり、ダイエット効果も期待できます。
(そこまでではないかもしれませんが、音読しながら歩くことで肺活量もアップするかも・・・?)
隙間時間の活用
てく勉は隙間時間の活用にもなります。上で紹介したように自習室の行き帰りや昼の散歩時間もやりますが、大学や予備校への通学時間、職場への通勤時間、その他歩くときは常に暗記カードを片手にてく勉ができます。
少しでも効果的に時間を使いましょう。
デメリット(注意点)
危ない
てく勉のデメリットは殆どないですが、敢えて言うなら「ちょっと危ない」ことです。
あまりに暗記カードを読むことに集中してしまい、信号無視をしそうになったり、自転車とぶつかりそうになったり、というのはよくあることです。
怪我をしてしまうとその後の勉強時間も減ってしまうことになるので、安全第一でやりましょう。
おわりに
今日はてく勉について書いていきました。てく勉は、私が司法試験や予備試験に合格することができた大きな一因となった勉強方法です。
>1日1科目、1週間で7科目1周、1年間で全科目を52周、というのはとても大事で、非常に効果的です。
コロナウィルスの時期の散歩時間を有効に活用できる方法と書きましたが、コロナに関係なく、いつでもどこでもできる方法です。
是非安全に気を付けて、毎日コツコツてく勉しましょう!
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