重要度:★★★★☆
各種試験に必要な勉強時間
・予備試験に必要な勉強時間は何時間ですか?
・司法試験に必要な勉強時間は何時間ですか?
・公認会計士試験に必要な勉強時間は何時間ですか?
これも本当によくうける質問の一つです。今日はこちらについて回答していきましょう。
そもそも勉強時間の測り方
各試験の勉強時間を述べる前に、まずは前提の確認をしましょう。
まず、勉強時間は正直なところ一般化できないです。そして、ちゃんと統計を取った人っていないと思います。私も、他の人がどれくらいかかっているのかはよく知りません。
なので、以下の勉強時間はあくまで「jijiが合格までにかかった勉強時間」です。
そして公認会計士試験の時はしっかり計測していないので、あくまで合格後に概算した結果です。
他方で、予備試験・司法試験はかなり厳密な時間です。Studyplusという神アプリがありまして(Studyplusについては別途紹介します)、そちらで勉強を開始した当初から、1分単位で計測・記録をしていました。
残念ながらStudyplusの私のアカウントは消去されてしまったのですが(泣)、予備試験の目指し始め~司法試験合格まで、しっかり記録はしていたので、かなり厳密です。
では、見ていきましょう!
各試験に合格するためにかかった勉強時間
公認会計士試験⇒6000時間!
まずは公認会計士試験。ずばり6000時間です。
期間は、予備校入学~論文式試験受験日までの2年3か月です(大学1年の5月~大学3年8月まで)。
2年コースの予備校に通ってまして、最初1年くらいはバイトやサークルをしながらぼちぼち勉強し、2年目くらいから一日12時間勉強くらいに切り替えた感じです。
予備試験⇒8000時間!
次に司法試験予備試験。ずばり8000時間です。
いやぁ我ながら結構勉強しましたねw
期間は、予備校入学~予備試験の論文式試験までの1年11か月です(2012年8月~2014年7月)。
実はこの8000時間、「結果的に8000時間」だった訳ではなく、「予備論文までに8000時間を目標に勉強をした」ものです。
おそらくこの記事を読んでいる皆様と同様、私も予備試験を目指し始める時、いったいどれくらいの時間で受かっていくんだろう、と調べたりしました。そのときどこかの記事で見たのが、「旧司法試験合格までに必要な勉強時間=8000時間」という情報。
予備試験と旧司法試験は合格率からみてほぼ同じくらい難しいだろう、と思っていたので、8000時間を目標に勉強しました。
具体的な一日のスケジュールなどはまた追って記事にしますが、月400時間はコンスタントに勉強できるようにしていました。
司法試験⇒予備+6000時間!
最後は司法試験(本試験)です。ずばり予備試験合格後から+6000時間です。
ただこれは、私は司法試験に一度落ちているためあまり参考にならない時間数かもしれません。
期間でいうと、予備試験合格発表後~司法試験不合格~司法試験合格までの1年6か月です(2014年12月~2016年5月)。
ただ、そのうち一回目の司法試験受験日から不合格発表日までの4か月はまるでノー勉でしたので、その期間は差し引いて考えた方がいいかもしれません。なお、司法試験1回目の受験までは+4000時間、司法試験2回目までは+2000時間だったと思います。
後悔したくないから勉強し続ける
以上の勉強時間をみて、どう感じますでしょうか。正直、私は勉強時間が長い方です。というより、一年に一度しかない試験、「もう少し勉強できた」という後悔は絶対したくないと考え、できる限りの時間をひたすら勉強するタイプです。
「勉強時間は長ければいいってもんじゃない」
よく言われます。その通りです。でも、難関試験については正直勉強時間は非常に重要です。勉強時間を延ばしつつ、効率も追求する。それが最強です。
おわりに
冒頭で書いた通り、以上の勉強時間は「あくまでjijiの勉強時間」であり、一般化できるものではありません。ただ、参考にはなるかなと思います。この時間を参考に、皆様の勉強計画の一助になればと思います。
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