重要度:★★☆☆☆
こんにちうかるー!さて今日小噺をひとつ。
モチベーションは上げるものでなく維持するもの
まず、私がよく言っていることですが、勉強のモチベーションは「上げる」ものではなく、「維持する」ものです。
これについては以前細かく書きましたのでそちらをご覧くださいませ。
さて、そうはいってもなかなか勉強のモチベーションを維持するのは難しいもの。
そこで今日は、モチベーションが少しだけ上がる小ネタを紹介しましょう。
それは、ウサギと亀の”裏話”です。
よく聞くウサギと亀の話
ウサギと亀の話はとても有名ですよね。日本人なら誰でも知っているかもしれません。でも一応おさらいしておきましょう。
内容
あるところにウサギと亀がいました。
ウサギと亀は、丘の上にゴールを設定し、どちらが速くたどり着けるかを勝負します。
よーい
どん!
ウサギはピョンピョンピョンピョン走り、亀はのっそのっそり歩きます。
ウサギと亀の距離はどんどん広がっていきます。
亀を見てどんどん差がついたことを確認したウサギは、ゴール手前の木陰で一休みして少し寝るすることにします。
ウサギはぐーすかぐーすか寝ています。
ウサギが寝ている間も、亀はのっそりのっそり歩き続けます。
そしてなんと、ウサギが目を覚ましたころ、亀はウサギを抜き、ゴールしてしまっていました。
結果、亀が勝ちました。
だいぶ粗いですが、概ねまぁこういった内容でしょうか。
ここから読み取る教訓
さてこのウサギと亀の話から一般的に言われる教訓。
それはずばり、油断大敵。
ウサギは亀と差がついたことから油断してしまい、木陰で寝てしまいました。
そのままゴールしていれば圧倒的に勝っていたのに、気を抜いたために遅い亀に抜かれてしまったのです。
試験勉強でも同じことはいえる
この油断大敵という教訓は当然、試験勉強でも同じことがいえます。
どんなに最初に模試や答練の結果が良くても、直前期に気を抜いてしまうと、それまで成績が悪いと思っていたけどコツコツやってきた人に抜かれ、結果、自分が落ちてしまいます。
試験勉強においても最後の最後まで気を抜かないこと。それは非常に大事なことです。
ウサギと亀の”裏話”
・・・とまぁここまでは想像がつく話ですよね。
しかし、ウサギと亀の話には”裏話”があります。
別の視点で見てみる
話自体はさきほどのと同じなのですが、このウサギと亀の話、違う視点で見ると実は非常に勉強になります。
それは、ウサギと亀はどこを見てレースをしていたか。
さぁ、どこを見ていたでしょうか。
ウサギの視点
まずピョンピョンピョンピョン走っていくウサギはどこを見ながらレースをしていたでしょうか。
ウサギは、亀を見ながらレースをしていました。
前に出たウサギは、亀が遅く、だいぶ差がついたことを確認して休憩しています。
なので、亀と自分との距離を意識してレースをしていたことになります。
亀の視点
他方、亀はどこを見ながらレースをしていたでしょうか。
そう、亀は、ゴールを見ながらレースをしていました。
ウサギがどんなに先に行こうとも諦めることなく、自分のペースでのそりのそりとゴールに向かってレースをしていました。
ウサギが休憩していることなど気にもせず、レースを続け、やがてゴールしました。結果的に、ウサギよりも速く。
勉強で学ぶべき視点はこれ
勉強で学ぶべき姿勢はまさにこれです。
勉強を進めていると、どうしてもライバルや仲間を意識してしまいます。それは仕方のないことですし、ライバルの設定は合格に達するために非常に重要なことです。
でも、ライバルを意識しすぎないこと。
常にゴールを目指し、一喜一憂することなく自分のペースで勉強を続けること。
亀が教えてくれるこの視点は、ライバルを意識しすぎて自分のゴールを見失わないようにするという、非常に大事なことを物語っています。
おわりに
どうでしょうか、この裏話。
どこで聞いたのか忘れましたが、私が初めに聞いたときはすごい良い話なんだなーと鳥肌が立ちました。
ライバルに負けてしまったとき、自分の思ったようなペースで勉強できていないときなど、勉強のスランプに陥ったら是非思い出してみてください。
さぁ、今日も亀になった気持ちでコツコツと勉強しましょう!
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