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【完全解説】マークシート式試験当日の解き方(お作法)【実物写真あり】

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こんばんうかるー!
トトロ初めて全部見ました!いい映画ですね。

マークシート式試験当日の解き方(お作法)


今日は、ご要望をいただきましたのでマークシート式試験当日のコツ、お作法を紹介します。

この記事の公開日は2020/8/14ですが、司法試験及び予備試験の短答式試験はいよいよ明後日8/16ですね。
その他にも社労士試験も8/23とのことです。

今日は、マークシート式試験当日に何を考え、どのような手順で問題と向き合うのかを解説していきます。
かなり細かい手順まで解説していますが、私は会計士試験、予備試験、司法試験を通じてすべてこの方法で解いています。

試験を突破する上で結構重要な記事なので、長文の記事ではありますが、是非一度ご覧いただきたいと思います。

なお、タイトルは広く「マークシート式試験」にしましたが、当然、短答式試験、択一式試験、そしてセンター試験などにも共通するやり方になります。

試験当日に意識すべきこと


まず、マークシート式試験当日に意識すべき”テーマ”は以下になります。

★試験当日に意識すべきテーマ

  • 時間配分を考える
  • 解ききれなくても全てマークする
  • フィーリングで回答せず、機械的に解く

すこしだけ補足します。

時間配分を考える

マークシート式試験はとにかく時間との戦いになることが多いです。

時間がない中で、次々に問題を解かなければならない。
一つの問題に時間を費やすと、後の方の簡単な問題が解けなくなることもよくあります。

他方で、マークシート式試験の場合、一つの問題と他の問題は独立している、つまり関連性がないという特性があります。
論文のように、最初で間違えたらそのあと全部間違えてしまう、というようなことはありません。

そのため、いかに時間配分を考え、テンポよく解き進めるかが重要になります。

解ききれなくても全てマークする

マークシート式試験は解ききれなくても必ずすべてをマークします。
これは誰でもやっているとは思いますが、結局日本のマークシート式試験は加点方式なので、間違っていても減点はされません。

テキトーにマークしても、選択肢が4つあれば1/4の確率で、選択肢が5つあれば1/5の確率で正解できます。
しっかり解いて正解しているのか、当てずっぽうで正解しているのかは採点側からはわかりません。

なので、どんなに時間が無くてもすべてをマークすること。それは必須です。

フィーリングで回答せず、機械的に解く

これができていない受験生が意外に多いように感じます。フィーリングで回答せず、機械的に解く。

確信が持てない問題がたくさん出題されると思いますが、その時に「なんとなく」で選んではいけません。

2択まで絞って「あー2択で間違った―」という残念な出来事は誰にでもあると思いますが、最後の2択をいかに選ぶかで結構点数が変わってきます。
最後の2択を「なんとなく」で解くのと、自分なりのルールを確立して解くのかでは、正答率も変わりますし、なにより後での後悔もなくなります。

以下では、2択まで絞った後にどう解くかも紹介しますのでよければ参考にしてくださいね。

マークシート式試験のコツ


先日、短答式の本番のコツをざっくりとツイートしました。これについても解説しておきましょう。

消去法を駆使する(全部の肢を読む必要はない)

マークシート式試験では、消去法が使えます。

以下の〇〇に関するアからオまでの書く記述のうち、正しいものを組み合わせたものは、後記1から5までの打ちどれか。
ア ~
イ ~
ウ ~
エ ~
オ ~
1.アウ 2.アエ 3.イウ 4.イオ 5.エオ

こういった問題形式はマークシート式試験でよくある形式ですが、この問題は消去法が使えます。
つまり、アが必ず〇だとわかったのであれば、次はウかエを読むだけで済み、イとオは読む必要もありません。
これが消去法です。時間短縮のために、このような消去法を使うのは必須です。

短い肢から読む(上から読む必要もない)

消去法とも関連しますが、選択肢を上から読む必要はありません。

どうしても長い選択肢は読むのに時間がかかるため、短い肢から読み→〇×の判断がつけば、選択肢をみて、上で言ったところのウとエだけ読めばよいのです。

難問、苦手な問題は飛ばす(解けるところに時間を費やす)

マークシート式試験の問題はそれぞれが独立しています。
どうしても苦手な分野とか、考えなきゃわからない分野というのはありますので、そういった苦手な問題はとりあえず飛ばしてしまうのがいいです。

私の場合、司法試験の時に「法定地上権」の分野が苦手だったので(もちろんかなり勉強はしました)、本番で出たときは飛ばすと決め、実際に飛ばしました。
そういった問題は費用対効果が悪いので、時間が余ったら解くくらいでいいです。

試験終了5分前はマーク(マークしきれなかったら点にならない)

いつマークをするのかは人によりさまざまですが、私は試験の5分前に一気にマークをするように決めていました。

理由は、問題を解いて1ページごとにマークすると、行ったり来たりして時間が余計にかかるから。また、マークするだけの時間をしっかり作った方がマークミスなどのケアレスミスを防げるから。

5分前に問題を解くのをやめ、一気にマークするのがおすすめです。

時間が余ったらケアレスミスチェック

時間が余ったらケアレスミスチェックをします。

たまに「ケアレスミスが無ければ受かっていた」みたいなことを言う人がいますが、それは非常にダサいです。
合格する人はケアレスミスがあっても合格点を取りますし、ケアレスミス対策もしっかりしています。

短答式のケアレスミス対策については以下の記事で細かく解説していますので、よければご覧ください。

【重要】マークシート試験でケアレスミスをしないための対策【実物画像あり】 重要度:★★★★★ こんばんうかるー!なかなか仕事が忙しく、更新が2日も滞ってしまいました。。 先日のツイート 先...

試験によっては時間が余ることもありますが、絶対に途中退室はせず、最後の1秒までケアレスミスチェックをします。

以上が、マークシート式試験の解き方のコツです。

マークシート試験の解き方(お作法)


いよいよ本題です。マークシート式試験をどのように解いていくのか、実際に私が解くときの手順をご紹介しましょう。

Step1:試験配布時に問題数を把握する

まず意外だと思われるかもしれませんが、試験は「開始してください」との合図より前に始まっています。
具体的には、問題が配られた時から試験は開始しています。

試験問題が配布されると、表面に注意事項が書かれています。これら注意事項は殆どの人が読んでいないと思いますが、実は1つだけ重要な情報があります。

それはここです。

わかりますかね。この赤字部分ですが、乱丁や落丁に受験生が気づけるよう、問題数とページ数が書かれています。

これをしっかり見ます。この情報を見て、「あれ、いつもは34問なのに2問も増えている!」とか、「問題数はいつもと同じなのにページ数が増えてる!」と気づければ、「なるほど今回はいつもより時間がなさそうだからより速く解かなきゃな」などとイメトレすることができます。

この、問題冊子が配布された時から、試験が始まっているのです。

Step2:開始後は5秒深呼吸する

次に、「開始してください」との合図があったら、5秒深呼吸します。

試験を開始すると、皆すぐに問題冊子を開き、解き始めます。
しかしこのとき、私は必ず5秒ほど深呼吸していました。

周りの人の焦っている様子を見て、一旦落ち着き、その後問題冊子を開けます。

短答は時間との勝負ですので、本当であればこの5秒ですらもったいないところなのですが、最初の5秒は最後の5秒に比べあまり影響ないので大丈夫です。

Step3:問題を開き、全ページを見る

深呼吸がおわったらいよいよ冊子を開きます。
冊子を開いてもすぐ1問目から解き始めません。まずはパラパラッと全ページをめくります。

乱丁落丁のチェックというわけではなく、大体のボリュームや出題形式を見渡します。
途中で見たことのないような図形問題が出てることもありますし、最後の方で変な今まで見たことのないような大問題が出ているときもあります。そういうものに驚かないためにも、ざーっと最後まで見ます。

さて以上の3ステップが問題を解くまでのステップです。単に試験開始の合図で1問目を解き始めるよりも、全体像を把握して落ち着いて解き始めることができます。

といってもこれはだいたい10秒くらいでしょうか。

Step4:問題を解く

いよいよ問題を解きます。真ん中から解いたり、後ろから解いたりというトリッキーなことをやるひともいますが、私はシンプルに1問目から解いていきます。
かなり細かいのですが、各問題の解き方の詳細を書いていきます。

私が実際に受験して、司法試験に合格した年の民法の冊子の一部はこちらです。

この写真だけみてもよくわからないと思いますので、番号を振って解説します。かなり細かいですがw

この画像をみつつ、以下の解説をご覧ください。

①テーマの確認

まずテーマの確認です。上の画像で言うと「保証」についての問題なんだなと確認します。

いきなり肢を読み始めると何の話をしているかを予測しながら読むことができず非効率です。
また、テーマを見ておくことで、苦手分野や解かないと決めていた分野を特定することができます。

②正誤の確認

次に正誤の確認です。「正しいもの」を選ぶ問題であれば大きく「〇」を、「誤っているもの」であれば大きく「×」を書きます。

これはやっている人は多いと思いますが、ケアレスミス対策で必須のやり方なので、やっていない方は先ほどのケアレスミス対策の記事をご覧ください。

③肢を読む

次に肢を読んでいきます。先ほど書いた通り、上から読む必要はありません。短い肢から読んでいって問題ありません。

私は読むときは結構アンダーラインやら四角やらスラッシュを書きながら読む方でした。
主語は何なのか、文節はどこで切れるのか、ひっかけポイントは合っているのかなどを書きながら読みます。

このように丁寧に解くのは自分の思考を整理するという意味のほかに、後で時間が余って見直しをする際に、自分が最初に解いたときの思考回路を再現する意味もあります。

④選択肢を絞る

どこか1つの肢を読んだら、自分の中で〇か×か△かを「イ」のところに書きます。大事なのは〇×△の三種類を使うことです。

 

  • 〇→絶対合ってる
  • ×→絶対間違ってる
  • △→その他

 

この、「絶対に」と言い切れるかどうかが普段の勉強での成果です。短答の勉強は「中途半端な10の知識より、正確な1の知識」と言われることがありますが、それはここで〇と×をつけるためです。

なお、どんなに勉強しても〇と×をつけるのはやはり難しいところがあるので、〇と×を付けられるのは5肢あったら1肢くらいだと思っていいです。

〇か×が付けられたら、それはもう絶対合っている肢、絶対間違っている肢なので、自信を持って選択肢の部分に〇や×をつけます。

画像でいうと、「イ」という肢を読んだところ、絶対に合っていると私は考えたので、「イ」の上に「〇」がありますよね。
④の部分で、「1.アイ」「3.イウ」という2つの選択肢にはイがありますので、その「イ」の部分に〇が付いているのがわかると思います。

そうすると、答えはもう1か3の二択に絞られました。そのため、次に読む肢はアとウになるわけです。

⑤次の肢を読む+トーナメント制

次は消去法で絞れたのでアとウを読みます。この時はもう2つに絞られているので一応どちらも読んでおくと良いと思います。アとウを読み比べて、「どちらかといえばこっち」という感じで比較を進めて答えを出します。

ただ、どちらもよくわからないときがあります。先ほどの印で言うところのいずれも△の場合です。
この場合、アとウの選択肢を戦わせます。私はこの比較を「トーナメント」と呼んでいました。

画像の⑤を見ていただくと、アとウの上にはいずれも△が書いてあることがわかると思います。これは、アとウはいずれも自信がなかったことを示しています。
そのような場合はアとウの2回戦を開始します。

いくつか〇×△が並んでいると思いますが、アのすぐ左は×、ウのすぐ左は〇が書いてあると思います。
これは、1回戦ではいずれも△だったが、2回戦目(2読目)ではアが×、ウが〇だと思ったことを意味します。

1回目よりも少し甘く考えているので、△ではなく〇か×が付けられるようにしています。「〇」は「たぶん合ってる」、「×」は「たぶん間違ってる」くらいのイメージです。

2回戦でも決着がつかなかったときは、3回戦目(3読目)に入り、また〇×△を書いていきます。二択に迷ったときはこのトーナメント方法がおすすめです。

⑥答えを大きく書く

トーナメントが終わり、自分の中の答えが決まったら、大きく答えを書いておきます。
画像でいうところの⑥の部分です。大きく「3」と書いていると思います。

これは最後に一気にマークするときにマークしやすくするためで、ケアレスミス防止にもなります。

なお、トーナメントを何回やっても答えがわからないときも、一旦自分の中の答えをだし「3」と書きます。
どうしてもわからない問題について、後で読み返そうと思うと、最後どうしても時間が無くなることがよくあります。

もう二度とこの問題を見る時間は無いんだと考え、一応答えだけ出しておきます。

⑦もう一度見るマークを書く

最後に、もし時間があったらもう一度みるべき問題の印をつけます。
画像でいうところの⑦の「△」です。ここでの意味は以下のような感じです。

  • なし→見直し不要
  • △→見直せたら見直す
  • ×→見直せたとしてもどうせわからなそう

大体1/3くらいの問題には△とか×とかが付くイメージでしょうか。

以上が、問題を解くときの手順詳細です。かなり細かかったですが、なんとなく伝わりましたでしょうか。

Step5:最後まで解ききる

さて話は戻ってStep5です。上のStep4の方法で最後まで解き進めます。
ただ、時間が5分前になったらどんなに途中でも絶対に引き上げ、マークの時間にします。

マークしきれなかったら0点だからです。

Step6:時間が余ったら見直す

最後まで解ききり、マークも終わり時間が余った時は、見直しに入ります。

まずはさきほど「△」にしていた問題を解き直し、それでも時間が余ったら「×」の問題を解きます。
もしくは、消去法で解いていた問題について、読んでいない肢を解いてもいいです。
余っている時間に合わせて、最後の最後まで見直しをしていきましょう。

小括

以上が、マークシート式で私が解いていた方法の全てです。この方法で、会計士試験も、予備試験も、司法試験も短答式を乗り越えてきました。

かなり面倒な方法かと思われるかもしれませんが、私の中ではケアレスミスをせず、かつ自分の知識をフル活用して機械的に解いていける方法で、最終的にこの方法になりました
慣れないとあたふたすると思いますが、取り入れられるところだけ取り入れていただければと思います。

マークシート式試験で使っていたもの


さて話はかわりマークシート式試験で使っていたグッズも教えてほしいとの要望があったので紹介します。

シャーペン、消しゴム


まずシャーペンと消しゴムはこちらを使っていました。
マークシート用のシャーペンというだけあって、1.3mmという極太です。これを使うとマークが素早くできます。消しゴムの効果はよくわかりません。

問題を解くときもすべてこのシャーペンで解いています。
フリクションで解いていたこともあるのですが、最後にシャーペンに持ち替えるのが面倒なのでシャーペンにしました。

なお、「鉛筆でマークするように書いてあるけどシャーペンでいいの?」と思われる方もいるかもしれません。
ただ、私が今まで数々の試験を受けてきて、シャーペンを咎められたことはありません(試験監督によってはNGかもしれないので鉛筆ももちろん持っていきましょう)。

シャーペンを使うなという理由は、シャーペンだと芯が尖っていて、一度マークすると、消しゴムで消してもカーボンが紙に残ってしまうことがあるから、と聞いたことがあります。

本当かどうかわかりませんが、そうだとすればしっかり消しゴムで消せれば大丈夫です。現に私は模試等も含め、一度もマークエラーになったことはありません。

時計

時計は、いつもアナログの腕時計を机において使っていました。
すごいこだわりがある訳ではないのですが、私の中ではアナログ時計の方が、問題を解いていても目の端の方の視界に入っていればなんとなく時間を把握しながら解けるため、アナログにしていました。

デジタルだといちいち時計を見ないと時間を確認できないのが好きじゃないんですよね・・・
まぁこれはかなりこまかいこだわりなので、好みに合わせればいいかと思います。

受験生に人気なのはこちらですよね。


こちらは結構使い勝手がいいんでしょうね、かなり多くの受験生が試験会場でも使っている印象です。

おわりに


今日は、マークシート式試験の試験当日の解き方や持ち物について紹介してきました。
かなり長文の記事になってしまいましたが、書きたいことは全て書けたと思います。

試験直前期にすべてを真似しようとすると失敗しますので、「これはできそう」というのがあれば是非取り入れてみてください。
また、本番でいきなりやるよりも、過去問や答練、模試などで練習して解き方を確立するのがおすすめです。

つかれたー!

ほなまた!

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