重要度:★★★★☆
こんばんうかるー!
今日はマツコの知らない世界でディズニー特集でした。あーディズニー行きたい!
ということで、今日はディズ勉について。
ディズニーに行きたい、けど勉強しなきゃ!
私はかなりのディズニー好きです。
そして私の妻(受験時代は彼女)は私以上に、むちゃくちゃディズニー好きです。
妻と結婚して、いまは夫婦で両パークの年間パスポートを持っているほどです。
さてそんなディズニー好きの私ですが、もちろん受験時代にディズニーに行きたくて溜まりませんでした。
でもディズニーいくと一日かかるし、疲れてしまうし、なかなか気が進みません。
そんななか、苦肉の策で考え出したのがディズニーでの勉強、そう「ディズ勉」です。
ディズニーで勉強する方法なのですが、ディズニーのレストランの机で勉強する訳ではわりません。
どのような勉強方法なのでしょうか。
ディズ勉のやり方
ディズ勉のやり方は以下の通りです。
Step1:持っていく教材を用意する
まずはディズニーに行きます。1日かかるのであくまで「休憩」という位置づけです。2~3か月に1回が限度かと思います。
そして重要なのが、教材を1つ選んで持っていきます。
私の場合は、基礎マスターテキストを1冊持っていってました。何冊も持っていくと疲労が溜まるだけですので、1冊でいいです。
Step2:待ち時間で、相方に問題を出してもらう
持って行ったテキストは、待ち時間に使います。
ディズニーってアトラクションに乗るときめちゃめちゃ並びますよね。ファストパスを使っても、アトラクション中心で回るのであれば一日4~5時間程度は並んでるイメージです。
この待ち時間を有効に使うのがディズ勉です。
具体的には、一緒に並んでいる相手にテキストを渡し、適当にパラパラ見てもらい、問題を出してもらいます。
刑法のテキストで言えば「たぬき・むじな事件てなに?」って一緒に並んでいる相手に言ってもらいます。
Step3:わかりやすく相手に説明する
相手に出してもらった問題を、わかりやーすく、相手に説明する、それがディズ勉の真骨頂です。
ちなみに重要なのが、相手は全くの法律素人である点です。私の妻(当時の彼女)は法律なんて一秒も学んだことはありません。そのような、完全素人に対して、わかりやすく、楽しく専門知識をプレゼンする。それがディズ勉です。
先ほどの例でいれば、
「あーたぬきむじな事件!めちゃいいところ聞いてくるやん。似たような判例に「むささびもま事件」てのがあんねん。なにが争われたかっていうとな、わざとじゃなかったけど犯罪しちゃったっていう、「故意」についての事件なのよね。たぬきは狩っちゃいけないという法律があったけど・・・」
みたいな感じです。
これを待ち時間でひたすら繰り返します。
ディズ勉のメリット
ディズ勉のメリットは以下です。
要約力がつく
まずは要約力がつきます。問題を出されて、それを小難しくだらだらと説明していたら相手がすぐ飽きてしまいます。
そのため、重要なポイントを要約して伝える必要があります。
勉強(とくに論文式試験)においては要約力が非常に大事です。知識をどんなに知っていても、それを答案に表現しきれないと途中答案になりかねないからです。
プレゼン力がつく
また、ディズ勉ではプレゼン力がつきます。
相手は全くの法律素人です。しかもディズニーというテンション爆上げの場所に来ています。
楽しく話さないと「なんだこいつクソやん」となりかねません。
だから、プレゼン力を鍛える必要があります。難しいことをわかりやーすくプレゼンする。身近なものに例えたり、専門用語をあえて使わなかったり。
そういったプレゼン力は、試験に限らず、社会に出たときも非常に重要です。
本質がわかっているか理解できる
ディズ勉は身近なアウトプットの練習です。
ディズ勉をやると、「そこってどういう事件だっかな、何が重要なんだっったかな」と再確認できます。
相手にうまく説明できなければ、自分がそこの本質を理解していないという証です。
待ち時間を有効に活用できる
勉強ではないですが、やはりこの勉強方法はディズニーの待ち時間を有効活用できるのがいいです。
ディズニーの待ち時間て、その世界観に浸ったり、ポップコーン食べたり、色々話したり、それはそれで楽しいのですが、ディズ勉を使えば待ち時間はあっという間に終わります。
ラブラブになる
さらに、ディズ勉をうまくやると愛が深まります。
受験時代でもディズニーにも一緒にいけるのみならず、待ち時間を活用して楽しくプレゼンし、しかも彼女も頭が良くなった気分になれる。これはもう愛は深まる一方です。
ちなみに、当時の彼女は晴れていまのjiji妻になる訳ですが、これはディズ勉がうまくいったからと言っても過言ではありません。
ディズ勉の注意点
さてこんなに楽しいディズ勉ですが、注意点があります。
あくまで”休憩”
冒頭で書きましたが、ディズニーに行くのはあくまで「休憩」です。
毎週、毎月のようにディズニーに行っては勉強が進みません。
机に向かう普段の勉強を続け、息抜きをしつつも有効に勉強をする。これがディズ勉です。やりすぎ注意です。
失敗すると別れる
メリットでラブラブになると書きましたが、これはあくまでうまくプレゼンできた時の話です。
堅苦しかったり、知識があやふやだったりすると、超絶気マズくなります。それが原因で別れることも全然あり得ます。自信がなければディズ勉はやらない方がいいでしょう。
ちなみに、「そんなの彼女がある程度法律に興味があったはずだ」とか「彼女も勉強好きでしょ」とか「彼女が偉い」とよく言われます。
しかし、そんなことはありません、プレゼン力の問題です。どんなに法律に興味のない、勉強に興味がない方でも、自分は楽しませる自信があります。
ディズ勉youtube動画
私が勉強法講座を務める資格スクエアのyoutubeに最近よく出させていただいているのですが、実はディズ勉についても語っている回がありますので貼っておきますね。
実際にアシスタントの西ちあきさんに疑似ディズ勉をしてみてますので、よかったら見てみてください。
おわりに
今日はjijiの代表的な勉強法ともいえるディズ勉について語りました。
実は合格後もディズニーで勉強する方法、その名も「ディズ勉アドバンス」という別の勉強法もあるのですが、それはまた別の機会に。
ではまた!
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