重要度:★☆☆☆☆
今日は、(正直そこまで重要ではないのですが)、たばこと勉強の関係について書いていきましょう。
はじめに
受験生の皆様はタバコを吸いますか?(もちろん未成年者は吸っちゃだめです)
自分は、吸いません。というか今までに吸ったことが全然ありません。
タバコを吸うのか吸わないのかのは完全に個人の自由ですので、この記事はタバコを吸う人を批判する意図は全くありません。ただ、タバコを吸わない身からみて、タバコを吸うことは勉強とどのような関係があるのかを書いていきます。
なお、自分は麻雀はやるのでタバコの匂いに抵抗はありません。むしろ若干落ち着くとさえ思います。
タバコは百害あって一利”だけ”あり
結論から言うと、「タバコは勉強に対して、百害あって、一利”だけ”あり」です。
タバコやお酒は「百害あって一利なし」という言葉がありますが、私の中の結論は、一利はあります。でも、基本的には受験時代は吸わない方がいいかなと考えています。
デメリット(百害)
①健康に悪い
まずはタバコ一般に言われること。そう、不健康です。
タバコがどう不健康なのかは周知のとおりですが、受験生というのは体が資本です。病気にかかってしまってはその期間勉強することができなくなってしまいます。
また、普段の勉強や試験本番は体力を使います。別に運動ではないのでどこまで影響があるのかわかりませんが、体力の消耗が早くなるのであればそれは大きなデメリットになります。
②時間の無駄
次に時間が無駄であること。
私の受験仲間にも喫煙者はたくさんいましたが、彼らの様子を見ていると、1.5時間~2時間くらい経つと10~15分くらい喫煙所に行ったりしますよね。
正直言ってその時間は無駄です。
一日の勉強時間を10時間、2時間に1回10分喫煙するとして、50分は喫煙所にいる計算です。
タバコを吸わない受験生もそれくらいの割合で休憩してるでしょ?と思うかもしれません。それは確かにそうです。でも、私の場合は2時間に10分くらいは「目を閉じて脳を休憩」させていました。
喫煙所にいって、リフレッシュして、そのまま勉強に戻って勉強に集中できれば問題ないと思いますが、得てしてタバコを吸う受験生も昼寝をしています。
つまり、純粋に喫煙所に行っている時間だけ無駄だといういうことです。
私は、喫煙所に行く仲間の受験生を片目に、「この時間に勉強で差をつけてやる!」と一生懸命勉強していました。喫煙所に行く際は、そのように他の受験生に思われていると自覚していくべきでしょう。
③試験本番でダベる
あとは、試験本番の休憩時間に喫煙所で集まってダベること。
喫煙者の受験生は、ほぼ間違いなく、1科目終わると次の時間までの間、喫煙所にいきます。
別に喫煙所に行ってリフレッシュすることはいいのですが、そこで知り合いの受験生と出会い、大体の場合は「大答え合わせ大会」や「大予想大会」が始まります。
「さっきの科目、●●だと思うんだけど書けた?」
「次の科目、●●が出ると思うだけどちゃんとやってきた?」
こんな感じです。正直、試験本番の解答はその時点で誰もわかりませんし、できたと思ってもできていない、できないと思ってもできてた、ということはよくあります。
1科目終わったらその科目は忘れ次の科目に全力投球する。これは試験当日の鉄則なのですが、喫煙所はメンタルがぐらつき、次の科目に悪影響となることがよくあります。
喫煙所に行くのはいいのですが、この「大答え合わせ大会」や「大予想大会」に絶対に参加しないようにしましょう。
メリット(一利)
さて、以上の通り、自分は喫煙については勉強するうえでデメリットが多いとは考えていますが、一つだけメリットがあると考えています。
タバコミュニケーション
それは、喫煙所で受験仲間が増え、有益な受験情報をタイムリーに入手することができる点、つまり「タバコミュニケーション」ができる点です。これはでかい。
喫煙所って、なぜか強いコミュニティができあがっています。しかも、結構優秀な層が喫煙所に集まっていたりします。
そこでは、テキストや答練のわからない箇所を聞いてみんなで考えて答えを出したり、より勉強ができる人がやっている勉強方法を学べたり、非常に有益です。
情報に左右されすぎるのはよくありませんが、いろいろな情報に触れ、ライバルと切磋琢磨する。非常にいいコミュニケーションを取ることができます。
では、どうするか?
以上のメリット・デメリットを考え、非喫煙者の人はどうするべきでしょうか。
タバコは吸わない方がいいです。でも喫煙所に行くのもメリットはあります。
そこで自分がやっていたのは、「タバコは吸わないけど一日一回は喫煙所についく作戦」です。
副流煙は吸ってしまいますが、一日一回、10分程度であれば、受験仲間を増やし情報を入手しつつ、適度に休憩することができます。
会計士試験時代に特にこれをやっていたのですが、その時喫煙所で知り合った受験仲間はとても優秀で、ほぼ全員が合格し、実務に出たいまでも仲良くしています。
副流煙が気にならない方は、喫煙者の受験仲間についていってみましょう。そこには新たな世界が広がっているかもしれません。
おわりに
今日は、タバコと勉強の関係について私の思うところを書いてきました。
最初に書きましたが、決して喫煙者を責める趣旨ではありません。タバコを吸うかどうかは各自の自由です。でも、よく考えましょうね。
ちなみに私は社会に出たいまでも、喫煙者の上司や同期がいると一緒に喫煙所にいきます。タバコミュニケーションは受験に限らず、社会でうまく生きていくためにとても有益なのではないかなと思っています。
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