重要度:★★☆☆☆
こんばんうかるー!
いやぁ半沢直樹は本当に最高ですね。日曜夜にやってくれる感じ、本当に明日からまた頑張ろうって思える。
資格試験はギャンブルである?
今日は、資格試験に対する考え方について書いていきいます。
題して、「資格試験はギャンブルである」。
先日以下のツイートをしました。
資格試験はギャンブル。
人生一発逆転も可能。
受かるかどうかで人生ガラッと変わる。でも、その他のギャンブルとは以下の点が違う。
・運の要素が皆無。実力一本勝負。
・負けても0にはならず、その経験を次回の試験に生かせる。
・何回負けても、諦めずに改善していけばいつか必ず勝てる。— 弁護士公認会計士jijiたん Lv.76 (@jijijilijijiji) July 14, 2020
今日は、資格試験とギャンブルの共通点、そして相違点について解説していきましょう。
資格試験に限らず、どんな勉強にも言えるとは思いますが、一応資格試験の話にしておきます。
資格試験とギャンブルの共通点
私は資格試験とギャンブルには多くの共通点があると思っています。資格試験とギャンブルの共通点は以下です。
①人生一発逆転も可能
資格試験は、人生一発逆転も可能です。
資格試験には、基本的にそれまでの学歴や学校での成績は不要です。
中卒だろうが、フリーターだろうが、どんな経歴の人でも合格すれば、そこからは合格者としての人生を過ごせます。
例えば司法試験などのいわゆる難関試験に受かれば、いわゆる「人生一発逆転」も可能です。
当然、司法試験に合格した後の努力次第ですが、困った人を助けるための法的な力を得ることができますし、お金持ちになりたいのであればお金持ちになるような人生を選択することも可能です。
司法試験に限らず、試験に合格して一定程度の知識を持っていることを第三者から証明されるということは、それだけで自分の自信につながります。
試験に合格することで一発逆転できる!というのはまさにギャンブルで一発逆転を狙う心境と同じかもしれません。
②やるかやらないかは自分次第
ギャンブルは、やるかやらないかは自分次第です。
リスクは侵さず、堅実な道を選ぶのもまた人生でしょう。
資格試験は一種のギャンブルです。目指し始めるかどうかは自由ですし、継続するかどうかも自由です。
何事も、リターンを得るためにはリスクを負わざるをえません。
資格試験は合格しなければ意味がありませんが、合格しないことだって当然あるので、リスクはあります。
リスクを負って、リターンを得にいく。まさにギャンブルの構造そのものです。
以上のような理由から、資格試験はギャンブルそのものであるといえます。
資格試験とギャンブルの相違点
しかし、資格試験といわゆる「ギャンブル」とは決定的に違うことがあります。
ギャンブルと資格試験の違う点も解説していきましょう。
①運の要素が皆無。実力一本勝負。
まず、一般的なギャンブルは少なからず「運」の要素がありますよね。
競馬にしろ、競艇にしろ、麻雀にしろ、実力の要素もありますが、少なからず運の要素もあります。
その運の要素があるからこそギャンブルは楽しいのです。
でも、資格試験に運の要素は一切ありません。
どういう問題が出るのかとか、わからない問題で正解を選べるかとか、そういうのは運ではありません。
しっかり勉強をしていれば対策はできますし、仮に対策できていなくても正解を選べるのは運ではなく実力です。
なので、資格試験はギャンブルとは全く違います。
②負けても0にはならず、その経験を次回の試験に生かせる。
ギャンブルは、一度負けるとそれまでです。
もちろん、負けた理由を考え、次の勝負に活かすという面はあります。でも、基本的にはその時の勝負と次の勝負は独立しており、別物です。
でも、資格試験は負けても次に生かせます。
資格試験は、それまでに学んだ知識で本試験を戦います。戦った後、例え負けた(落ちた)としても、そこまでに得た知識は0にはなりません。
例え今年落ちたとしても、もしかすると99%くらいまで達していたのかもしれません。
つまり、資格試験は前回の試験までに得らていた知識がそのまま蓄積されていきます。なので、例え一回試験に落ちても、初めて試験を受ける人に比べ有利になる傾向があります。
③何回負けても、諦めずに改善していけばいつか必ず勝てる。
ギャンブルは、何回やっても負ける時は負けます。
運もありますし、実力もありますが、基本的に一回一回の試験がやはり独立している現象であることが大きいです。
何回やっても負け続けることはあります。
他方で、資格試験は諦めずに改善していけばいつか必ず勝てます。
「必ず」というのは言い過ぎだという意見もありそうですが、私の中では「必ず」勝てます。
負けた原因を分析し、計画を修正し、その計画を地道に実行していく。そうすれば試験は「必ず」合格できます。
試験に合格できないのは①計画が間違っている、②計画は合っているけど努力が足りない、のいずれしかないので、いずれも正しい計画を遂行する力があれば、必ず合格することができます。
なので、いつまでたっても勝てるかどうかはわからないギャンブルとは違い、資格試験はいつか必ず勝てるという点で圧倒的に違います。
受験生は「勝負師」であるべき
以上のように、資格試験はギャンブルと同じ点もありますが、根本的に違う側面があります。
でもこの記事で言いたいのは、受験生は「勝負師」であるべきということです。
まず、受験生である以上はリスクを負い、リターンを目指していることを忘れてはなりません。
どうしても試験勉強を続けていると、なぜ勉強をしているのかがわからなくなりますし、いつまで経っても合格できない気になります。
でも、自分が選んだ人生です。リスクは織り込み済みで、いかに最後までやりきるか。やり切った先に合格があり、合格の先に新しい人生があります。
是非、受験生には「勝負師」であってほしいと思います。
おわりに
今日は精神論的なところを解説してきました。
少しでも受験生のモチベーションにつながってくれればいいなと思います。
試験を目指し始めたときの気持ち、皆様は覚えていますか?誰しも、時間はかかるけど、とか、かなり大変だとは分かっているけど、その試験を目指した理由があるはずです。
リスクは承知の上で一歩踏み入れた世界。それはギャンブルです。
ギャンブルは勝つためにあります。ギャンブルに以下にしたら勝てるか、それを追求していきましょう。
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