こんばんうかるー!
今日8月17日は、我が家の猫様、メイちゃんの4歳の誕生日でした!メインクーンなのでもうすぐ7キロくらいです!(^^)!
暗記力≠記憶力
皆様は、以下のような悩みはありませんでしょうか。
「自分は記憶が良い方ではない!」
「点数が良い人は記憶力が良い人だ!」
「記憶をよくする方法の本など読んだけど全然記憶力は上がらなかった!」
勉強において記憶力は非常に重要な要素です。
ただ注意が必要なのは、「記憶≠暗記」であることです。
「暗記」というのは基本的に理解を伴わないでただただ覚えることを言います。
他方で、「記憶」というのは、理解を繰り返し、脳が自然と覚えている状態をいいます。
勉強で大事なのは記憶です。
今日は、記憶のコツの一つである、音読について解説していきましょう。
記憶にはコツがある
記憶力が低いと嘆いているかたは、まずは記憶にはいくつかのコツがあることを知っておきましょう。
ざっくりいうと記憶のコツには以下のようなものがあります。
①しっかり理解する
まずはしっかりと覚える対象を理解すること。
先ほど記憶と暗記は異なるといいましたが、記憶をするためにはしっかり理解をする必要があります。
数学の公式を丸暗記するのと、数学の公式をいざとなれば自分で導き出せるのとでは、明らかに公式を導ける方が試験では勝ります。
しっかりと理解をすることで記憶すべき事項を減らすことができ、脳に刻まれるのです。
②徹底した反復
しっかりと記憶すべき対象を理解できたら、あとはそれを何度も何度も繰り返します。
いまこの記事を読んでいるあなたも、試験の成績が良いともだちも、弁護士会計士の私も、みな記憶力は変わりません。
たまに、画像記憶ができたり、一度覚えたら忘れないというバケモノみたいな方もいますが、それは例外です。
凡人であれば凡人であるほど、とにかく徹底して反復し、脳に記憶させるのです。
①しっかり理解をし、②徹底的に反復する。それが記憶の鉄則です。
③五感をフル活用する
理解し、繰り返すとしても、ただ単に黙読しつづけたり、紙に書き続けるのは効率がよくありません。
効率よく脳に記憶させるのは、五感をフル活用することです。
- 単に見る(黙読)するよりも、書いて手を動かす方が記憶の効率はいい。
- 書いて手を動かすよりも、音読しながら耳も口も使った方が記憶の効率はいい。
- さらに、単に音読するよりも、運動して体全体を動かし他方が記憶の効率はいい。
記憶力が悪いと思っているあなたでも、好きな歌の歌詞って結構覚えていますよね。
あれは口ずさみながら、ときにカラオケなどで体を動かしなら歌うことで、記憶に残りやすくなっているのです。
音読の効果
以上の記憶のコツからわかっていただけたと思いますが、音読は五感をフル活用できるので非常に記憶効果が高くなります。
目で見て、口で発して、その声を自分の耳できいて、体も動かす。
こうすることで記憶にすごく残りやすくなります。
とにかく記憶しなければならないことは、自習室でぼーっと読み続けるよりも、自習室を飛び出して口に出して暗記をしてみましょう。
なお、私は音読を非常によく使っていたのですが、具体的には「てく勉」で使っていました。
てく勉とは、自習室の行き来の移動時間で、暗記カードを音読する方法です。
てく勉のやり方や効果は以下の記事をごらんくださいませ。
音読の裏ワザ
音読がなぜ勉強に効果的なのかはわかっていただけましたでしょうか。
さらに今日は、音読の裏ワザまで紹介しましょう。
音読の裏ワザ、それは・・・
耳栓をして音読をする!!!
そう、これです。耳栓です。
え?どゆこと?と思うかもしれません。
音読の効果の一つで、耳から自分の声をきいて聴覚を使うってさっき言ってましたやん!と。
しかし、ところがどっこい、なんと通常の音読よりも、耳栓をした方が記憶に残るのです。
理由はずばり、脳に直接声が届くから。
耳栓をして声を出したことってありますよね?
耳栓をしても、自分の声って何気にしっかり聞こえますよね。
声が体に響き、聞こえてきます。
実はこれ、自分で発した声が耳を通すことなく、脳に直接振動を与えているのです。
耳を通して脳に刺激を与えるのではなく、脳に直接刺激を与える。
どうですか、すごくないですか。
是非今度、耳栓をして音読をしてみてください。
「おー!脳に直接とどいとる!!」となるはずです。
おわりに
今日は、記憶のコツの一つとして、音読の効果を紹介しました。
決してあなたは記憶力が悪くありません。
記憶のコツをしっかりと理解して、実践すれば、人間の脳はかならず記憶することができます。
ぜひ、耳栓音読法をためしてみてくださいね。
ほなまた!
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ありがとうございます!お役に立てたようでよかったです(^_^)