重要度:★★★★☆
おはうかるー!
10月もあっという間に下旬になってしまいましたね。
昨日は妻が参加している地元の子育てサークルのハロウィンイベントに少しだけ参加しました。
私が帰るとき「パパァ!パパァ!」と泣いていたのですが、そのまま1時間半くらい泣いてしまっていたらしいw
パパのこと好きすぎて超かわいい息子でございます。
計算科目の時間対策
公認会計士試験の計算科目をはじめ、簿記などの計算科目でよく受けるご相談が「本試験で時間が足りないのだけれどどうやって対策すればいいか」というもの。
そうです。計算科目は、本試験ではとにかく時間との戦いですよね。時間がない中でどうやってスピードを上げるか、今日はその点について対策法を解説していきます。
なお、この方法は簿記(財務計算)のみならず、管理会計や租税法などでも使える方法です。公認会計士試験以外にも税理士試験や日商簿記でももちろん使えます。
計算タイムアタックのやり方
いろいろと対策は講じる必要はあるのですが、なかでもおススメなのは「計算アタック」と私が読んでいる方法です。
計算タイムアタックのやり方は非常にシンプルです。
Step1:時間を測って問題集の問題を解く
まずは普段の問題集を解きます。短答形式の問題集でも、テキストの例題などでも大丈夫です。
その際、近くにストップウォッチなどを置き、時間を測ります。
Step2:解き終わったら丸付けをする
1つ問題が解き終わったら、普通に丸付けをします。解説を読んで、合ってたのか間違っていたのか、間違っていた場合には何が間違っていたのか。
ここは普通に丸付けをして、復習をします。
Step3:日付と時間を残す
丸付けが終わったらいよいよここからが「計算タイムアタック」の特徴です。
解いた問題の問題文の上あたりに、日付と時間を書いておきます。以下のような感じです。
非常に簡単ですが、こんな感じです。
秒単位で細かく書く必要はないですが、30秒単位(0.5分単位)くらいで残します。
なお、私の場合、日付と時間のメモは、4色ボールペンで自分の中の「デキ」を色分けして残していました。
具体的には以下のような色分けです。
★色分けの方法
- 赤
→不正解。解説見てもよくわからず - 緑
→不正解。解説見れば理解できた - 青
→不正解。ケアレスミスをした - 黒
→正解。完全に解けた
これらの色分けについてもかなり有効な回転法です。なお、これを「4色ペン回転法」と呼んでいるのですが、知りたい方は以下の記事で詳細を解説していますので、よければご参照ください。
Step4:レッツ・タイムアタック!
上記の方法で日付+時間をメモしたら、それで終わりです。あとは問題集を普通に解き進め、回転します。
2回転目以降がいわゆる「タイムアタック」です。
2回転目、3回転目に解くときも時間を測るのですが、このときに強く意識するのが、「前回より速く解けるか」です。
1分でも30秒でも、前回解いた解いたときより速く解ければタイムアタック成功、前回と同じであれば引き分け、前回より遅ければタイムアタック失敗です。
2回転目、3回転目も、同じく日付と時間は残しておき、その後も毎回解くたびにタイムアタックをします。
計算タイムアタックのメリット
計算タイムアタックのメリットを解説しましょう。
①常に「脳に汗をかく」
計算タイムアタックの最大のメリットは、普段の自習において時間を測ることから、常に「脳に汗をかく」点です。
本番で計算科目が時間不足に陥ってしまう方の多くは、普段の自習時になんとなくゆっくりといてしまっているのが原因です。
計算タイムアタックをすることで、「過去の自分に勝つ」ことを目的として、どうやったら効率的に解けるのか?を考えることができ、これが時間不足対策に直結します。
さらに上記の4色ペン回転法を併用することで、過去の自分と「デキ+時間」で勝負することができ、より実力をアップさせることができます。
勉強は過去の自分に勝ち続ければ(過去の自分より成長し続ければ)いずれ必ず合格できるので、過去の自分と戦うのです。
②成長が可視化され、モチベーションアップ
計算タイムアタックで時間が30秒でも縮まれば、それは自分が成長した証です。
自分の成長が実感できないと勉強のモチベーションが下がっていくのですが、この30秒でもいいので成長を実感できればモチベーションは維持できます。「よーし次の問題も頑張るぞ」という風に。
成長をしっかり可視化して、モチベーションを維持しましょう。
③回転が効率化する
計算タイムアタック(+4色ペン回転法)をすることで、2回転目、3回転目を効率化することも可能です。
具体的には、2回転目は計算タイムアタックが失敗した問題だけを回転する、4色ペンで赤・緑だった問題だけを回転する、などのように次に解く問題を取捨選択することができます。
勉強において重要なのは「間違えた問題を解けるようにする」ことなので、十分に解けた問題はいったん置いておき、解く問題を減らすことで回転時間を短縮することができるのです。
計算タイムアタックのおすすめの文房具
ストップウォッチ
計算タイムアタックでおすすめのストップウォッチは以下です。
受験生の中でかなり流行しているストップウォッチなので、皆様も見たことがあるかもしれません。
机に置くタイプのストップウォッチで、しかも進む/止めるのボタンが大きく上に配置されているため、片手で簡単に時間を計測することができます。
シンプルですが、ボタンの配置がとても使いやすいんですよね、
自分の総勉強時間を計測するためにも利用している方は多そうです。
フリクション4色ボールペン
計算タイムアタックというより4色ペン回転法で私が愛用していたのはこちらです。
普段の勉強もそうですが、いまとなっては仕事でも常に私はこちらを利用しています。マジで神文房具です。
おわりに
今日は計算科目の時間対策として、計算タイムアタックという方法をご紹介しました。
計算タイムアタックは勉強全般のコツと整合する効果的・効率的な勉強方法です。
最後に、上記「メリット」で書いた部分と重複しますが、改めて勉強全般のコツをおさらいしておきましょう。
ほなまた!
- 常に「脳に汗をかく」勉強を
- 成長を可視化してモチベーション維持を
- 間違えたところを回転して過去の自分に勝つ
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