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おはうかるー!
少しずつブログ移行に慣れてきましたが、まだまだよくわからないことはたくさんありますね…そして結構大変ですねブログを書き直すというのは。。
でも地道に頑張ってきます!
テキストは切るもの
今日紹介するテキストの断裁は、私の人生を変えた勉強方法の一つです。
名前からわかる通り、要はテキストを切ってしまうことです。
テキストの背表紙をスパーンと切ってしまい、ファイリングする、ただそれだけです。これが本当にすごい!
是非この記事を見た皆様も一度だまされたと思ってテキストの断裁をしてみてください。きっと人生が変わります。
断裁ホリック(中毒)
私は、大学時代に公認会計士試験の予備校に通っていたときにテキストを「切る」ということを知人に教えてもらいました。
最初は
「え、何で切るの?」
「え、勿体なくない?」
などと思っていましたが、いざ切ってみるとこれは本当にすごい効果がありました。
テキストの断裁を知って以降、私は完全に断裁にハマりました。予備校から配られるものは全て、本当にすべて、断裁しています。
もはや断裁中毒、断裁ホリックと言っていいと思います。皆様も是非断裁ホリックになってください笑
では、何を断裁の対象とするのか、断裁のメリット・デメリット、断裁の手順や便利グッズなど具体的にみていきましょう。
なにを断裁するか?
まず何を対象とするかですが、基本的には全部です。
基本書、テキスト、問題集、レジュメ、答練まで、すべてが断裁できます。自分は実務に出たいまも、実務書などはどんどんカットしていってしまっています。もう本当に断裁ホリックです。
会計士試験のころはポケット六法までも断裁していました。ちょっと特殊ですが、会計士試験に使うのは民法、商法、会社法、金商法くらいだったはずなので、以下で紹介するキンコーズで断裁したあとに「製本」までしてもらい、とてもコンパクトにしていました。
会計士の実務に出たときは会計監査六法まで断裁したことがありますね。これは色々な意味で失敗でしたが笑
テキスト断裁のメリット
具体的な手順の前に、テキスト断裁のメリットを紹介しましょう。
①情報の一元化
まずは情報の一元化が格段にしやすくなることです。これが一番でかい。
一元化についてはどこかでまた書きたいと思いますが、ファイリングすることでレジュメを間にどんどん挟めるのが一元化につながります。
たまに、テキストとレジュメを別々に保存する方がいますが、それでは一元化できていません。結局テキストを読むときはテキストだけを、レジュメを読むときはレジュメだけを読んでしまう、ということになりかねません。
テキストの該当ページの間に挟むことで、一元化が一気に進みます。
②持ち運びがしやすくなる
次は持ち運びの便宜です。テキストは1冊300ページやそれ以上になることも少なくありません。
1冊見るわけではないのに全部を持ち運ぶのは重いし疲れます。
断裁してしまえば、「今日はこの範囲だけ電車で読もう」とか、「今日の授業はここらへんだから近くだけ持っていこう」などの融通が利き、必要な部分だけを持ち運ぶことができます。結果として荷物が非常に軽くなります。
③テキストを手で押さえるストレス軽減
そして地味に大きなメリットだと自分が思っているのは、テキストを手で押さえるストレスが軽減されること。
製本されたままのテキストだと、見開きのページを開くときに手でページを押さえたり、筆箱やペンを使って押さえたりと、実は結構手間です。
断裁してしまうとテキストが分離されるので、テキストを手で押さえる必要がなくなります。実際やってみると「これは楽だ!」となります。
④マーキングしやすい
③にも似ていますが、テキストをばらして授業を受けると、テキストが曲がっていないためマーカーがグニャってなりません。また、製本されたままだとなかなかテキストの奥の方にメモは書けませんが、テキストの奥の方にもメモができるようになります。
伝わりにくい気もしますが伝わりますかね…?
⑤テキストを電子化できる
これは自分はあまりやっていないのですが、ばらしたテキストをスキャンしてしまえば、どこでもスマホやタブレット、PCでテキストが見れることになります。
意外とこの面を重視している方も多いですね。
テキスト断裁のデメリット
テキスト断裁のデメリットは一つあります。
それは、一度断裁してしまうと元に戻せないということ。
私の中で断裁は本当にお勧めの方法ですが、合わない場合は取り返しがつかなくなります。そのため、最初はあまり使わない入門テキストや入門書籍を断裁することをお勧めしています。
テキスト断裁のやり方・おススメ文房具
まず断裁のやり方ですが、上でも書きましたがたったの3ステップです。
- Step1:テキストの背表紙を切る!
- Step2:穴をあける!
- Step3:ファイリング!
どうですか、非常に簡単ですね。以下少し詳しく書いていきます。
Step1:テキストの背表紙を切る!
まずはテキストの背表紙をスパッと切ってばらばらにします。
具体的なやり方は以下の2つがあります。
❶キンコーズで切ってもらう
おススメなのはこちらです。キンコーズというお店が全国にあるのはご存じでしょうか?
キンコーズは全国展開するオンデマンド印刷のお店です。
コピーやポスター作製や各種印刷をしてくれるお店なのですが、その中で「本の断裁」というサービスがあります。
これがいわゆる背表紙カットと言っているサービスです。1cmまでは200円でやってくれます(あれ、昔100円だったような)。
これがねーほんとうにねー気持ちいい!
機械でスパーン!と切ってくれます。何なら切った後の背表紙もプレゼントしてくれます(要らないけどw)。
近くにキンコーズがない方は残念ですが、近くにある方はマジでお勧めです。超きれいで感動します。
❷自分でカッターで切る
キンコーズが近くにない方、1cm200円でも節約したいという方は、自分でやるしかありません。具体的にはカッターでガリガリ切っていく感じです。
私も一度カッターでやったことがありますが、あまりきれいに切れないし、手は疲れるしで、結局キンコーズがいいという結論になりました。
キンコーズがある街付近に行く際にまとめて切ってしまうのがやはりお勧めです。
Step2:穴をあける!
背表紙を切ったら、次は穴をあけます。キンコーズで穴あけまでやるサービスがあるようなのでそれでもいいですが、私は自分で穴をあけていました。
なお、穴あけは2穴ではなく、30穴のパンチを買った方がいいです。2穴だと強度が弱く、次第にびりびりになってしまいます。
また、B5だとおそらく26穴がちょうどよかった気がしますが、多少テキストの上下に穴が伸びてしまってもいいので自分は30穴を使ってすべて穴をあけていました(ちょっと伝わりにくい情報ですこれは)。
穴あけパンチにもいろいろありますので、テキストの断裁に実際に自分が使った穴あけパンチを3つほど紹介してみましょう。
❶業務用穴あけパンチ
【楽 さ】★★★★★
【価 格】★☆☆☆☆
【持ち運び】★☆☆☆☆
まずはこれ、業務用パンチ。最終的に自分はこれに落ち着きました。値段はそーとー高いのですが、値段さえ気にしなければこれが一番いいです。持ち運びはできませんが、家に一台あると超助かります。
なお、自分はなぜか実家にこれが置いてあり、買わずに済みました。。
❷グリッサー
【楽 さ】★★★★☆
【価 格】★★★★☆
【持ち運び】★★★★☆
続いてグリッサーという名前の穴あけ道具。業務用パンチがあるならそれが一番いいですが、現実的にはこのグリッサーが一番お勧めです。当初私は知らなかったのですが、ブログ経由で受験仲間に教えていただきました。
こちらのグリッサーという道具、言葉では説明しにくいですが、たぶん内部がローラーカッター(?)みたいになっていて、下から上に「ガーーーー!」って穴あけをすることができます。持ち運びもギリギリできるサイズで、自習室のロッカーなどにぎりぎり入るサイズです。
❸多穴用 穴あけパンチ
【楽 さ】★☆☆☆☆
【価 格】★★★★★
【持ち運び】★★★★★
最後は多穴用の穴あけパンチ。5穴くらいずつ、パチパチ穴をあけていく道具です。
一番安く、コンパクトで持ち運びも便利ですが、一度に5枚ずつとかしか穴をあけられず、なかなかテキスト1冊の穴をあけるのに大変です。レジュメなどには使いやすいとは思います。
Step3:ファイリング!
さて穴をあけたら最後はファイリングするだけです。
使うファイルにこだわりはあまりありませんでしたが、一応、自分が使っていたファイル(バインダー)はこちらです。こちらB5サイズですので、A4の方はご注意ください。
ただ、予備試験・司法試験受験時代は基本的に伊藤塾で売っているバインダーを使っていました。量が多い場合はこちらのバインダーがおすすめですが、そこまで量がない場合は伊藤塾のバインダーもなかなか便利です。
amazonにはないようなので公式HPだけ貼っておきますね。
おわりに
以上が、テキスト断裁の流れです。予備校とかからテキストが配布されたらすぐにキンコーズに行って断裁してもらい、そのあとに授業を受ける、というのが私のルーティーンでした。
最初はなかなか勇気がいりますが、是非お試しください!
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