重要度:★☆☆☆☆
こんばんうかるー!
3週間ぶりに在宅勤務をしました。いまは往復3時間かかっているので、本当に在宅勤務だと色々捗る…!
ダメな教師、講師の特徴
さて今日は、私が考えるダメな教師、講師の特徴を解説していきます。
しかしこの記事を読むに際しては以下の点に注意してご覧いただければと思います。
注意点①:講師のせいにしない
自分に合わない講師はどうしてもいます。
たくさんの講師がいるのでそれは仕方のないことです。
でも、授業を受けている時間と、自習をしている時間は私のなかでは「1:9」くらいのイメージです。
正直、テキストさえしっかりしていれば、講師による授業は大して意味はありません。
なので、どんなに講師が嫌でも、不合格だった場合に講師のせいにしてはいけません。
単純に、自習時間が足りていない、自習の方法が間違っていたと考えた方が無難です。
注意点②:予備校は変えるな
講師が自分にあわないと、どうしても「予備校変えよ」「講師変えよ」と考えてしまいがちです。
でも、上で述べたとおり、講師による授業を受けている時間と、自習時間では、断然自習時間の方が多いです。
講師を変えると、どうしてもそれまでの授業時間が無駄になります。
予備校ごと変えようとすれば、テキストの形式も違いますし、フォロー制度も違いますし、そこには見えない「スイッチングコスト」がかかります。
なので、講師が合わないとしても、たやすく変えるべきではありません。
以下では私の中でダメな講師の特徴を述べますが、これにあたる講師であっても私は講師や予備校を変えていません。
「あぁだめな講師やな」と思うくらいで、その講義を受けきっています。
それくらい、予備校の講義に依存しすぎないことが大事どいうことです。
注意点③:あくまで資格試験の話
以下の点はあくまで資格試験の予備校の話です。
小中学校の義務教育、そして高校の授業には当てはまりません。
高校までの授業は、試験の合否以外の目的がたくさんあります。
試験に合格するという観点からは不効率な授業でも、それはそれで目的が違うので全然いいと思います。
なので、以下はあくまで資格試験の予備校講師の話であるという点にご注意ください。
ダメな講師の5つの特徴
ダメ特徴1:テキスト棒読み講師
まずテキスト棒読み講師。
結構いますよねー、テキストを上から棒読みするだけの先生。
これは「受ける意味がない」という点でダメ講師です。
テキストを読むだけなら自習と同じです。
むしろ人が声に出して読む速度より、自分が目で読む速度の方が速いのは明らかですので、自習していた方がマシです。
こういう講師に当たってしまったときは、あくまで週一回、一定の速度で授業が進むという、「単なるペースメーカー」だと思って授業を受けましょう。
ダメ特徴2:授業中に当てまくる講師
次に、授業中に当てまくる講師。
席順で前から当てたり、名前順で当てたり、ランダムに当てたり、いろいろな当て方があって先生からすれば楽しそうですね。
でもこれ、本当に意味ないです。
この記事で紹介する特徴のなかでも一番意味ない講師だと思っています。
理由は以下です。
時間の無駄
まず、時間の無駄であること。
一人一人の生徒を当てるのって時間がかかります。
答えられない生徒がいるとさらに時間がかかります。
一人の理解度を試すために、残りの数十人が待つというのは時間の無駄以外の何ものでもありません。
一人一人の生徒の理解度を確かめたいという気持ちもわかりますが、淡々と授業を進めることこそが各自の勉強を自分なりに進めることになります。
恥ずかしめの刑にあう
生徒を一人一人当てると、答えられない生徒が必ずでてきます。
「え、こんな問題も答えられないの?」という雰囲気が教室中にたちこめ、答えられなかった生徒は恥ずかしくなりますよね。
これが恥ずかしめの刑です。
生徒に恥ずかしめの刑をすることによって何が生まれるのでしょうか。
何も生みません。
生徒が気を抜く
生徒を一人一人当てると、生徒が気を抜きます。
名前順なのか、席順なのか、ランダムなのかわかりませんが、生徒としては、恥ずかしめの刑にあわないように、自分がどの問題で当てられそうかを必死に予想します。
自分の前の人が当たっているときなんて、他人が答えていることなんて全く耳に入れず、自分がどのような質問を受けそうなのか、その回答は何なのかを必死に考えます。
そして、自分の番が終わると、もう一気に気が抜けます。
このような授業はまるで生徒のためになっていないことは明らかです。
ダメ特徴3:宿題が多い講師
続いて、宿題が多い講師。
そもそも、宿題ってあまり意味がありません。
「次の講義までにこの問題を解いておいてください」とかであればまだしも、その宿題を提出させる講師はダメです。
宿題を提出させるということは、生徒が自分一人では勉強ができないことを前提としています。
講師が言わなきゃやらないような生徒はそもそもやる気がないので、そのような生徒を基準に全生徒に義務を課すのは意味がありません。
自分のペースで進める、そして授業はあくまで自分の勉強の補助となるものと考えている生徒にとっては宿題なんていりません。
ダメ特徴4:具体例や実務での例を解説しない講師
もう少し細かい特徴として、具体例や実務での例を解説しない講師が挙げられます。
テキストに書いてあることを説明するだけであれば、テキストを読んでいればいいだけの話です。
講師の意味は、先に合格した先輩という立場から、テキストだけではわかり得ない具体例や、実務での経験などを教え、イメージを沸かせてあげることです。
それらを解説しない講師は、優秀な講師だとは思えません。
ダメ特徴5:試験での重要性を言わない
最後に、試験での重要性を言わない講師。
テキストにはいろいろな知識が載っていますが、試験上問われやすいかどうか、他の受験生が解ける知識であるのかどうかはばらつきがあります。
試験に合格するという目標のためには、試験上の重要性の情報はとんでもなく重要です。
これを解説せずにただノペーッと講義を進めていく講師はダメです。
ABCなどのランク付けをする講師が一番いいでしょう。
ダメ講師にあたったら
最初に述べましたが、上記のような特徴のダメ講師にあたったとしても、講師を変える/予備校を変えるなどは慎重になるべきです。
講師による授業というのはさほど重要ではありません。
重要なのは、講義の後の自分自身での勉強をどのようにやるかです。
なので、ダメ講師に当たっても、「あぁこれがダメ講師か」と思うくらいで、さっさと授業を受けきるのがいいです。
どうしても合わなければ変えてもいいですけどね。
おわりに
今日は、私が考えるダメ講師について解説してきました。
みなさまの感覚とは同じ部分もあったでしょうか。
ただ、講師というのは非常に難しい職業です。
自分なりには強い信念をもって講義していても、生徒には不評なこともあります。
講師に対してもあまりガンガンいうのはやめましょう。
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