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こんばんうかるー!
長男が、朝起きるとニッコニコ笑っております。
まるで「新しい朝だー!」というように。
こんな純粋に楽しみに起きるという心、私はどこに置いてきてしまったのでしょうw
一日17時間勉強するときのコツ
今日は、一日17時間勉強するときのコツをご紹介します。
私は、予備試験や司法試験受験時代に一日17時間勉強していたことがあります(ずっとではありません)。
自称、「17時間弁護士」です。
真似する必要はないのですが、
「どうやったら17時間も勉強できるの?」
「17時間も勉強する必要あるの?」
という質問が多いので、この記事で詳細を解説しましょう。
この記事を読むに際しての注意点
本題に入る前に、この記事を読むに際しての注意点を書きます。
「1日17時間勉強法」などと書くと、
「1日17時間も勉強する必要はない!」
「社会人受験生のことは考えてくれないのですね!」
「1日17時間も勉強すると体を壊すから絶対やるな!」
「1日17時間勉強しろなんて受験指導者が言う事じゃない!」
という、名前に引っ張られて(的外れな)批判がくるので念のための注意点を述べます。
注意点①一日17時間やれとは言っていない
まず、自分は他人に一日17時間やれと命令したことはありません。
私自身一日17時間勉強していた時期があるのは確かで、17時間勉強やってよかったと思っていますが、「やれ」なんて言いません。
あくまで、「おすすめなのでやれるならやった方が良いよ」というスタンスであり、やらなくても全然OKです。
ただ、後でも書くように、私は試験で不合格になった時に後悔したくなかったので、必死に勉強しただけです。
注意点②自分も一日17時間をずっと継続していた訳じゃない
自分も一日17時間をずっと継続していた訳ではありません。
会計士試験時代は平均して10~12時間くらい、予備試験や司法試験受験時代は平均して13~15時間くらいの勉強時間です。
ただ、月によっては「500時間やる!」という目標を立て、実際にチャレンジして、達成したことが何回かあります。
なので、一日17時間を継続していたのは長くて1か月くらいです。
ずーっと17時間やっていた訳ではないので注意してください。
注意点③専業受験生を前提としていること
一日17時間勉強するのは、専業受験生を前提としています。
その時間と両立して働きながら勉強するのは無理です。
もちろん働きながら勉強するのはすごいことです。
家族も生活もあります。
ただ、私は安定した監査法人の生活を捨て、リスクをとり、専業受験生になりました。
どのように受験するかは自由ですが、敢えて仕事を辞めてまでして専業受験生になったのです。
それくらいの本気度で挑んでいます。
もちろん、やめられない事情はわかりますが、専業受験生や時間を多くとれる大学生と戦わなきゃいけないと常に心にとめておく必要があります。
勉強時間は非常に重要
さて一日17時間勉強する方法を紹介する前に、試験合格を目指すうえで「勉強時間」についてどのように考えるかについて解説します。
私の考えは以下です。
考え方①「勉強成果=勉強時間×効率」
まず試験勉強をする上で私が行きついた一つ目の公式。
「勉強成果=勉強時間×効率」
公認会計士試験受験時代にこの公式がなんとなく頭にあったのですが、予備試験と司法試験に合格して確かなものになりました。
どういうことかというと以下です。
どんなに勉強時間が長くても
たとえ勉強時間が一日20時間だったとしても、ただひたすらテキストを黙読するような効率の悪い勉強法をずっとしていても試験には合格できません。
どんなに効率が良くても
他方で、たとえ一回読むだけですべてを記憶できる勉強法にたどり着いたとしても、「一回読む」という最低限の時間は必要です。
予備試験や司法試験は、毎日1時間の勉強を一年続けても合格しません。
最低でも「一回」は読み切る時間が必要ですが、範囲が広いため時間が足りないからです。
なので、勉強時間・勉強効率、いずれも高めていく必要があるのです。
「地頭」や「才能」は関係ない
ちなみに上の式に入っていないのが、「地頭」や「才能」です。
「地頭とか才能が関係ないわけないじゃん」という受験生は多いです。
でもそれは言い訳です。
「あの人は頭がいいから特別だ」
「自分は凡人だからあの人に勝てなくても仕方がない」
そう言ってしまった時点でその人に近づくことも、その人に勝つこともできなくなります。
また、それはその「できる人」の努力を見ようとしていないだけです。
成績がいい人も努力もしないでいい点を取れているわけではありません。
少なくとも、そのように言うような人よりは努力しています。
また、地頭や才能が仮に関係あるとして、そういう人がいるとしても、それはあなたの合否には関係ありません。
地頭や才能がない「その他大勢」が受け、受かるのが試験です。
なので「勉強成果=勉強時間×効率」なのであり、地頭や才能の影響はありません。
考え方②「24時間ー睡眠時間=勉強時間」
もう一つ勉強時間に関する公式があります。
「24時間ー睡眠時間=勉強時間」
これにも関係するのですが、一昨日、こんなツイートをしました。
厳しいことを言います。
「受験生でも趣味でリフレッシュする時間は必要🥺✨」なんて言って勉強しない時間を作るのは激甘ちゃんです。脳が喜ぶ最高のリフレッシュはどう考えても睡眠。趣味で疲れてどうするの。
合格してからその趣味とやらをやりまくった方が心置きなく楽しめる。まず合格すること。— 弁護士公認会計士jijiたん Lv.110 (@jijijilijijiji) September 3, 2020
かなり強烈な表現だったのか、賛否両論いろいろな反応をいただきましたが、これが私の考えです。
私は「24時間ー睡眠時間=勉強時間」だと思って勉強をしていました。
もちろん、現実的に考えてそうならないのですが、気持ちはこうあるべきだと思っています。
結果、私は睡眠時間が6時間くらいでしたので、「24時間-6時間(-どうしても削れなかった1時間)=17時間」というような勉強時間になりました。
この「どうしても削れなかった1時間」というのは、趣味とかではなく、お風呂で体を洗っている時間や、どうしても生じてしまう隙間時間などです。
考え方③後悔しないためにひたすら勉強する
なぜこんなにも勉強していたかというと、それは「後悔しないため」に尽きます。
会計士試験、予備試験、司法試験などの国家試験は年に1回しか試験がありません。
この1年というのは非常に長い期間です。
一度試験に落ちると、人生70歳としても、受験生活が人生の1/70伸びることになります。
これは絶対に嫌でした。
17時間やらなくても、15時間でも、13時間でも、10時間でも受かったかもしれません。
実際にそれくらいで合格する人もたくさんいます。
でも、仮に手を抜いて一日10時間にして不合格だったとき、とてつもなく後悔すると私は思いました。
それくらい、1年間、つまり人生の1/70という時間は大切だと思っています。
1年あれば他にすごいことができますからね。
なので、ひたすら勉強した。それだけです。
一日17時間勉強する方法
さて本題です。一日17時間勉強する方法(コツ)です。
少し前にした以下のツイートに従って解説していきましょう。
✔︎1日17時間勉強するコツ
・睡眠はしっかりとる
・睡眠以外は基本勉強し続ける
・隙間時間には隙間時間なりの勉強を考える
・姿勢に気をつける
・スマホを勉強机から隔離する
・1日20時間勉強してる人を意識する
・勉強しない言い訳、を排除する
・ある程度時間をかける方が効率も上がると認識する— 弁護士公認会計士jijiたん Lv.110 (@jijijilijijiji) July 10, 2020
コツ①睡眠はしっかりとる
まず、勉強をする上で睡眠は非常に重要です。
さきほど解説した公式「24時間-睡眠時間=勉強時間」からもわかるように、勉強時間と睡眠時間は逆相関の関係にあります。
つまり、勉強時間が増えれば睡眠時間が減る、睡眠時間が増えれば勉強時間が減る、という関係です。
もちろん、それ以外の時間が多い人にはこの逆相関は成り立ちませんが、私の中ではほぼ成り立っていました。
そして、どんなに勉強時間を増やそうと思っても、睡眠は絶対に削るできではありません。
睡眠により脳が記憶を整理し、短期記憶から長期記憶に変わるためです。
睡眠の重要性については別記事で解説していますのでそちらをご覧ください。
コツ②睡眠以外は基本勉強し続ける
17時間勉強するためには、睡眠以外は基本的に勉強し続けます。
趣味とか自分のリフレッシュ時間はばっさり削ります。
17時間勉強をするためにはそれくらいの心構えが必要です。
睡眠時間を削って趣味の時間を作るようなことはしません。
仮に仕事だとか家族だとか法事だとかで勉強することができない時間でも、常に勉強のことを考え、次何をやろうか?このまえの授業で何やったけ?と常に考えておく姿勢が重要です。
コツ③隙間時間には隙間時間なりの勉強を考える
17時間勉強といっても、ずっと机の上で勉強するわけではありません。
移動時間、食事の時間、お風呂の時間、歯磨きの時間など(隙間時間)はどうしてもできてしまいます。
この隙間時間にも勉強をし、勉強時間にカウントします。
隙間時間のお勧めは暗記カードです。
暗記カードの作り方自体は資格スクエアの勉強法講座または私の書籍でしか公開していないのでよければそちらをご覧ください。
暗記カードは片手でめくれるため非常に手軽であるにもかかわらず、インプットとアウトプットを自由自在に調整できる超優秀な勉強法なので、是非隙間時間に取り入れた方がいいと思います。
コツ④姿勢に気をつける
17時間勉強する際は、姿勢に気を付けましょう。
10時間以上机に向かって勉強をすると、どうしても疲れがたまり、頭痛や腰痛になりやすくなります。
もちろん姿勢をよくしても避けられない側面もあるのですが、姿勢が悪いと確実に頭痛や腰痛になります。
なので、座布団を敷くなどして体への負担をやわらげつつ、姿勢にも注意しましょう。
コツ⑤スマホを勉強机から隔離する
17時間勉強するためにはスマホは正直邪魔です。
スマホは良い側面がたくさんあるので捨てる必要はないですし、うまくこの文明の利器を勉強に取り入れるべきです。
しかし、現代の多くの受験生はスマホ依存症です。
数分に一回はスマホをみてSNSをチェックしないとソワソワしてしまう人も多いです。
私も、スマホ依存症でした(今もですが)。
でも、依存症であることを認め、勉強に邪魔だと思ったので、スマホを勉強机から隔離しました。
自習室のロッカーにぶちこんでいたこともありますし、家に敢えて置いていったこともあります。
それくらいして、スマホからは頑張って離れる必要があります。
コツ⑥1日20時間勉強してる人を意識する
17時間勉強をするために、もっと上の人、たとえば一日20時間くらい勉強しているような人を意識すべきです。
20時間やれと言っているのではありません。意識すべき、と言っているのです。
- 7回読み勉強法で有名になった東大主席合格の弁護士である山口真由さんは、司法試験受験時に一日19.5時間勉強していたそうです。
- 伊藤塾の塾長である伊藤真先生も、確か一日19時間くらい勉強していたそうです(歩きながら寝ることができるようになったという逸話ありw)。
- 私の師匠は、一日20時間勉強して京大医学部に合格しました(センター英語を17分で満点取れるようになったという逸話あり(リスニングなし時代))。
これらの超人に比べれば、17時間なんて何もすごくありません。
むしろ少ないくらいとさえ感じます。
自分も一日だけ20時間勉強したのですが、最後の方は眠くて眠くて仕方なかったので一日で辞めましたw
(この書籍に一日19.5時間と書いてあるかは覚えていません)
コツ⑦勉強しない言い訳、を排除する
17時間勉強をするためには、とにかく「勉強しない」言い訳を排除する必要があります。
その言い訳が何かをここで書くと不快に思う方もいる気がするので書きませんが、「勉強しない理由」を考えるのではなく「勉強をする理由」を探す必要があります。
コツ⑧ある程度時間をかける方が効率も上がると認識する
17時間勉強というと、「いやいや効率よく勉強しなきゃだめでしょ」という意見が出てきます。
それはそうです。
上で書いた通り、「勉強成果=勉強時間×効率」なのですから。
しかし意外かもしれませんが、勉強時間を長くすると、勉強の効率も上がります。
長い時間勉強をする以上、勉強についてあれこれ試しながら進めますし、効率悪いことをやっていると「なんでこんな無駄な勉強を長時間やってるんだ自分は」と思うからです。
なので、一日17時間勉強するときは、ただノペーっと勉強するのではなく、効率も考えながら勉強するようにしましょう。
おわりに
結構長文の記事になってしまいました。
勉強時間についてはかなり自分はこだわって受験をしていたので、つい熱くなってしまいました。
最初に書いた通り、17時間する必要はありませんし、17時間勉強することを強制することもありません。
でも、やはり「落ちたときに後悔しない」ということを最優先に考えると、私はひたすら勉強時間を増やす方向になりました。
勉強時間は誰にだって気合である程度は伸ばせますからね。
この記事をみて17時間やってみる方も、体調には注意してやるようにしましょうね。
体調を崩して病気になったり入院したりすると、勉強時間が結果的に減ってしまって本末転倒ですので、
ほなまた!
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