重要度:★★☆☆☆
どうですかこのjijiキュラ吹き出し!なかなか大変だったんですよ!ブログっぽくなってまいりました!!
さて、今回は「試験に一年不合格だった場合の経済的損失」について書いていきます。
不合格の経済的損失とは?
みなさんは、試験に合格した場合どれくらいの年収になるのか、不合格だった場合はどれくらい次の1年にお金がかかるのか、は考えたことがありますか?
自分は、あります。
というか、しょっちゅう考えていました。公認会計士や弁護士になったらどれくらいの収入になるのだろうか、試験に落ちてしまったら次の1年は予備校代でどれくらいかかるのか?などなど、受験生のころはやはりお金について結構考えていました。
受験生がお金のことを考えるのは何も嫌らしいことではありません。モテたい、稼ぎたい、というのはモチベーションを上げるとても良い欲求です。
で、今回のテーマは「試験に一年不合格だった場合の経済的損失」です。
試験に一年不合格だったらどれくらい損をするか、皆さまはいくらだと思いますか?
よくある間違い
まずよくある間違いから。
よくある間違い①:初年度の年収
よくある間違い①は、「1年社会に出るのが遅れるんだから、初年度の年収を得られなかった分だけ損をする」というもの。
気持ちはよくわかります。仮に初年度の年収が400万円だとしたら、1年社会にでるのが遅れた場合の損失は400万円。
しかしこれは間違いです。
よくある間違い②:初年度の年収+予備校代などの出費
次によくある回答②は、「1年社会に出るのが遅れるんだから、初年度の年収を得られなかった分だけ損をする。それに加えて、予備校代も損する」というもの。
これはオシイ。得られなくなった利益と、追加される出費の合計という考え方です。年収400万円、予備校代50万円とすると、ごうけい450万円。
しかしこれも実は間違いです。なかなかいい会計センスではありますが。
正解:不合格の経済的損失は2000万円!
なんと、正解は2000万円です!といってもまぁ金額は人によりますが、2000万円くらい損します、実は。
どういうことか解説していきましょう。
先ほどのよくある回答①には、実は大きな間違いがあります。
それは、「初年度の年収」として計算している点。実はこの点が誤りです。
例えで考えてみましょう。
今年合格したAさんの生涯年収
今年試験に合格したAさん。初年度は年収400万円でしたが、その後毎年50万円ずつアップすると仮定し、さらにその後32年働くと仮定しましょう。
するとAさんの生涯年収は400+450+500+550+・・・2000=3憶8400万円です。
翌年合格したBさんの生涯年収
他方で、今年試験に合格できず、翌年試験に合格したBさん。上記Aさんと同じように仮定して計算ます。ただし、1年遅れて社会に出ているため、その後働ける年数は1年少ない31年です。
Bさんの生涯年収は400+450+500+550+・・・1950=3憶6400万円です。
何やらちょっと規模がでかい話になってしまいましたが、わかりますかね?AさんとBさんは生涯年収にして2000万円の差があります。
実は「1年遅れて社会に出ているため、その後働ける年数は1年少ない31年です。」というのがミソです。
そしてその1年分は、初年度の年収ではなく、リタイアするときの直前の年収になります。
ほらね!1年遅れるとこんなにも損するんです!
おわりに
以上、試験に一年不合格だった場合の経済的損失の話でした。
よーく考えていただくと、結構仮定に無理があるのでなんとも言えないところではありますが、とにかく言いたいのは、損する1年分の収入は、初年度の年収ではなく、リタイアするときの直前の年収ということです。最終年収が2000万円なのかどうかはよくわかりませんが、初年度の収入より大きいことは明らかですね。
このように、1年不合格だった場合の経済的損失は計り知れません。
だー
かー
らー
1年でも早く合格しましょう! というお話でした。
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