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おはうかるー!
昨日は父の日でしたね。なんと先週父になったばかりですが、妻から父の日プレゼントをいただきました!ありがたやありがたや。
授業中のメモの取り方
さて今日は、授業中のメモの取り方について紹介していきます。
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皆さんは、
- 授業中は先生が書けと言ったところだけ書いていませんか?
- 板書を丸写しするだけになっていませんか?
- 成績優秀者のノートの取り方を見たこと無いのではないでしょうか?
今日はそのような方に向けて、私が授業のノートを、何を考えながら、どのように取っていたかを紹介していきます。
実際のテキストの画像も紹介していますのでイメージしやすいかなと思います。
それでは見ていきましょう!
授業を受ける時に気を付けるべきこと
まず授業を受ける時に気を付けるべきことを書いておきましょう。
授業は1回、1倍速
オンラインの授業が増えてきているこのご時世。私も授業は予備校に行く必要はなく、基本的に全てオンラインで受けていました。
オンラインでの授業となると、倍速再生ができたり、何回も受けたりできますよね。
でも、私の中の結論は、授業は1回のみ、速度は1.0倍が一番いいです。
理由についてはこの前記事にしましたのでよければこちらをご覧ください。
とにかくメモしまくる
授業中は、とにかくメモしまくります。
講師が「ここはマークしてください」「ここはメモしてください」という箇所だけ書いていてはだめです。
講師がしゃべる言い換え、たとえ話、さらには雑談に至るまで、できる限りメモをとりまくります。
これは、記憶の喚起を促すためです。単なるテキストの文字の羅列では人間の記憶は残りにくいですが、様々な情報を残すことで、記憶のとっかかりを残せます。
なので、授業中はとにかくメモしまくるのが大事です。
一言一句はメモしない
とにかくメモしまくりましょうと言うと、律義に「講師の全ての言葉」をメモする方がいます。
でもこれは無駄です。講師の全ての言葉をメモするには授業を止めながら聞く必要があるのでめちゃくちゃ時間がかかります。
仮に速記のような特殊能力があって時間がかからないとしても、講師の言葉全てに意味があるわけではないので、それらを一言一句書き写すのはテキストの文字の重要性が薄れてしまい不効率です。
そういう方は、「要約力」を意識するといいです。
どのような試験でも文章を要約してポイントをつかむ能力は非常に重要です。
1.0倍速、1回で重要なところを選別してメモする能力を身に付けましょう。
すべてを理解しようとしない
授業中はすべてを理解する必要はありません。
講師も図を使ったり、たとえ話を入れたり、実務の小話を入れたり、いろいろな工夫をして生徒に理解させてあげようとします。
でも、その場ですべてを理解できる生徒はいません。
授業では、例えよく理解できない場所があっても、講師が言ったことをメモしておきます。
そうすると、後日テキストを何回か読んだときに「あ、そういうことか!」とわかるようになるときが来ます。
なので、授業中にすべてを理解しようとしないことは大事です。
別でノートを作らない
これもよくある注意点なのですが、メモはテキストに直接取る。つまり別でノートを作らないようにしましょう。
レジュメを配布する系の授業は仕方がないですが、基本的にはテキストに情報を一元化するのが鉄則です。
テキストの何ページ目のレジュメはこれ・・・というような別冊を作ると、いずれレジュメは見なくなります。
それに、左にテキスト、右にレジュメを開いて勉強するとどうしても知識がばらばらになります。
もしレジュメを配布する系の授業の場合は、テキストを断裁し、該当箇所にレジュメをどんどん挟むようにしましょう。
これが、テキストを断裁する非常に重要な効用です。
テキストの断裁については以下の記事で細かく解説しています。
テキストの実物【写真】
授業を受ける時の注意点は以上のような感じです。イメージできますでしょうか。
さて、テキストの実物を見せておいた方がわかりやすいと思いますので、私のテキストの実物写真を載せておきます。
こんな感じです。かなり文字が書いてあると思います。
また、講師が配布したレジュメは余白を切って、穴を開けて、該当ページに挟み込みます。これで情報が一元化されることになります。
4色ボールペンを活用しよう
使っていた4色ボールペンはこれ
さて私のテキストを見ていただくと、ペンの色が色々あることがわかるかと思います。
マーカーの使い分けについては以前説明したのでこちらをご覧ください。
マーカーとは別に、普段のメモはすべて4色ボールペンを使っていました。実際に使っていたものはこちらです。
すごいこだわりがある訳ではありませんが、ジェットストリームの、4色+シャープペン、太さは0.5がお気に入りでした。
4色ボールペンとの出会い
私は大学受験のときから、会計士受験、司法試験受験に至るまで、4色ボールペンを常に使っていました。
4色ボールペンの使い方に出会ったのは大学受験の時に以下の書籍を読んでからです。
こちら齋藤孝先生の書籍です。受験用の本ではないのですが、文字の色に意味を持たせることで復習がしやすくなるようなことが書かれています。
これを高校のころに知人の勧めで読んで以来、ずっと4色ボールペンにはまっています。
なお、こちらの書籍では「赤、青、緑」の3色ですが、私は「黒」も加えて4色で使っています。
4色の意味づけ
これは好みかもしれませんが、私の場合以下のような色分けのルールを作っていました。
①青
まず青は「基本色」です。
基本的なメモは「黒」で書く人が多いと思いますが、これを青にすることに大きな意味があります。
青は集中力を増加させる色と言われているのと、黒だと目立ちにくいという点から、青を基本色としてメモしていきます。
②赤
赤は「重要箇所」です。
特に重要と言われている部分や絶対忘れちゃいけないような箇所は赤です。
これは普通の使い方でしょうかね。
③緑
緑は「雑談」です。
雑談やあまり重要ではないことは緑で書いていきます。
これが結構重要で、普段はあまり読まなくていい、読み飛ばしていい色なのですが、記憶のとっかかりになることが結構あります。
④黒
黒は「誤植」です。
基本的に黒は使わないのですが、テキストの誤植がある場合などは、テキストの文字色に合わせて黒で修正します。
黒は基本的に使わない、というのが特徴です。
以上が4色の使い分けです。いかがでしたでしょうか。自分なりにルールを作って「色で情報を識別する」ことができると相当効果的なメモになっているかと思います。
メモの場所は左右を別ける
また、テキストのメモを取る位置もこだわっていました。
テキストの右余白
普段の授業中のメモなどはテキストの右余白に書いていきます。
右、ないし本文中にメモというイメージでしょうか。
テキストの左余白
他方で、テキストの左余白は「試験に関する情報」です。
Aランク、Bランクなどの重要性を書くときや、H28、H30などの過去問に出た情報は左余白です。
このように左右で書く情報を別けることで、試験情報を見たければ左を見ればいいですし、内容を見たければ右を見ていけばいい、というように別けることができます。
おわりに
今日はテキストのメモの取り方を説明してきました。
色による使い分け、場所による使い分けにより、情報が脳に入りやすくするよう工夫していたのがお分かりいただければと思います。
私の方法にこだわる必要は全くありませんが、自分なりのルールを是非作って、効果的に勉強していきましょう!
ほなまたうかる!
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